不斉合成？

藤やツツジが終わり、さて紫陽花まではまだ間があるこの時期、何の花が咲いているのかしらんと訪れた蓮華寺池公園はリュ－イーソー（緑一色）、
今年は結構早くから、矢継ぎ早に花を咲かせてましたから、張り切り過ぎて息切れしたか・・・と思っていたら、池の上に西洋スイレン！

ほう、やるなオヌシ！一部脱走者は居るもののしっかり枠内で管理されてました。

睡蓮の持つ窒素含む塩基性天然有機化合物であるアルカロイドは、他の生物には毒ですから池を埋め尽くしたら大変です。エラジタンニン(エラグ酸＋タンニン）のポリフェノールの一種であるネフェリン(neferine)が多いとか。

このネフェリン、鎮静、抗不安、抗うつ、睡眠増強、抗がんなどの効用があり、漢方なんかでは滋養強壮の効果も謳われていましたが、吃驚したのが媚薬、催淫効果。ただ紹介はされているものの、調べても裏付ける資料は見つけられませんでした。

ガセ？でも、使用方法に砕いてワインに混ぜるとありました。しかも、根や種子ではなく花が効果的だとか。

旋光度以外は物理的性質が同じである鏡像体（エナンチオマー）の、異なるキラル分子同士や酵素などによる化学反応では、全く違う反応が起こるそうで（生体分子活性）。

どこかで実験してないかなあ。
あ、悪い事考えてるわけではないですよ！インド神話のソーマ、アムリタの正体が昔から気になってまして。