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【ナミキ絵本療法™️102回〜おはなしろうそく】

2022-02-05 10:52:46 | 絵本
【ナミキ絵本療法™️102回〜おはなしろうそく】


昔、東京子ども図書館を主宰された松岡享子先生のお家にお邪魔したことがある。

大学の同級生と一緒に訪問した。
中野のお家の階段にとらたの絵が飾られていた。

ぐりとぐらの作者中川李枝子さんのご主人さま中川宗弥さんの絵だった。

お部屋から広々としたお庭の木々が見えた。

先生は、嬉しそうに仰った。
「おほほ、お隣さんのお庭なの借景よ」

楽しかった。それ以来、子どもの本の研究にのめり込んだ。
以来『おはなしろうそく』が我が家の愛読書になった。

先日、天に召された。日本中の図書館司書を育成された。

20年前にスイスでの50回子どもの本世界会議に参加した方々のために、
帰国後中野に再集合してパーティーを開催して下さった。

感謝するばかり。 
ご冥福をお祈りします。

昔、家族旅行の時には『おはなしろうそく』を必ずスーツケースに詰め込み飛行機に乗った。

南米を旅した。

各国のホテルで泡をたてたお風呂で遊んだ後、読み聞かせをして、子どもたちを寝かしつけた。

その後は夫婦でボサノバや夜景を味わいながら夜長を楽しんだ。

コロンビアでは、イカツイ男たちの女装を避けるように、ホテルに急いだ。
下着を洗濯するために、水道の水をためて、つけ洗いし、朝びっくりした。

真っ茶色だった。生活水に苦労している国だった。

飛行機で、エクアドルに飛んだ。

飛行機が緊急着陸し故障で長時間缶詰状態。

小窓からながめたら、大きなドライバーで飛行機をこちょこちょくすぐっていた。

また、飛んだ。
いつ死んでも良いと覚悟をした。

象亀がうじゃうじゃいて、迫ってきた。
生きてて良かったと実感した。

ペルーで、生簀で泳いだ。トゲトゲのウニがいっぱい底にへばり付いていた。
安価でたくさん食べた。

夫がモクテスマの復讐にやられた。

長い時間バスに揺られた。
ナスカの地上絵をセスナ機から眺めた。
揺れて揺れて墜落を考えた。

アレキーパーで、案内してくれる人をお願いした。
白い石の町で、富士山に似た山があった。
その間日本人を見たのは、初めてだと現地の人と仲良しになった。

クスコの丘にのぼった。アルパカを見て嬉しくて、走り回った子どもが高山病になった。
ホテルのベッドに酸素吸入が設置されていた。

そのあと、1日遅延した列車に乗った。
現地の家族が遅延が当たり前と持ち寄り食事をしていた。

マチュピチュに登った。神秘的だった。

その後、チチカカ湖で船に乗り、トトラの島を見学した。
足元がトトラの葦で出来ていて、ズボッと沈んだ。

世界の自然を体験するのは、命がけだ。

子どもたちはおはなしろうそくで毎晩安心して眠った。

今日のニュースでオランダ人観光客がナスカでセスナ機が墜落したとあった。
自分達だったかもしれないと、実感した。
ご冥福を祈った。

悔いのないように今日も大事に生きていこう。

♪セスナ機で世界巡りを体感す♪
♪みんな光ってみんなE♪
ナキ 滝井 なみき


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