冷蔵庫が壊れた。
まだ暑くなる前のある日。
気がつけば18年使っていた。
朝の慌ただしい時間に冷えていないようだと気づいて、
信じられない気持ちで、冷凍庫を開けてみた。
氷が入っていたはずの引き出しには、
透明な液体がユラユラしていて、
あー、これはもう決定的だと思った。
冷えていない時点で異常なのだけれど、
自分にとってはあり得ないことだと思っているものだ。
出かける時間が迫っていて、
解けかけた保冷材をありったけ、冷蔵の方に置いて、
せめて腐らない程度に・・・と願いをかけた。
夕方帰ってきてから、
もしかしたら復活しているかと期待して開けたが、
やっぱり静まり返った庫内は空しく明かりだけついている。
幸い、使っていない単身用の冷蔵庫の電源を入れて出かけたので、
使えそうなことを確認して、中身を移した。
ところが、ファミリー用からシングル用の冷蔵庫だ。
とても収まりきらず、古いものは捨て、
冷やす必要のない物(何でも冷蔵庫にいれてしまう・・・)
とにかく整理して入れたところ、
野菜室以外はなんとか移動できた。
ぎゅうぎゅうだから、すべて冷えるかどうか・・・
このまま小さいもので過ごすか、
新しいものを購入するか・・・
友人に話したら、
「小さければ物を買わなくなるよ」
それに工夫すればよいのだからということで、
思いがけずエコ生活になると期待して、
挑戦してみることにした。
数日後、洗濯機が故障する事態に・・・
1つ駄目になると、次々と壊れるのは本当か。
毎日使うものだから、これはどうしようもない。
形あるものは壊れるのね。
私は壊れないようにしないと。
ほりかわ