E表現研究所の「Eから始まる」

E表現研究所所員の、E生活やE活動を自由に語り合うサロンです。

恵方巻き

2008-02-03 21:25:21 | ダイアリー

節分の今日、ニュースでは神社での豆まきの様子が放映されていました。近所でも、活躍している著名人を呼んで、たくさんの人たち(年配の方が多い?)が、手を伸べて幸運をつかもうとしているように見えました。
自分が幼いときには、町内でやっていた豆まきに行ったことがありますが、地面に落ちた豆の袋を拾おうとすると、おじさんにとられてしまったり、挙句の果てに、おばさんのお尻にはじきとばされたりと、泣きながら帰った覚えがあります。
子どもたちに、豆まきに行ったっけ?ときいてみました。
「えー行ったことないー。行ってみたいー」と言われてしまいました。私の幼いときの記憶から、行ってもつまらないという思いがあったのですね。
我が家では、いつの頃からか、恵方巻きを食べるようになり、毎年、よく行くコンビニで予約して買っていたのですが、今年はデパートやお寿司屋さんなど、いろんな店で売られているのを知り、おいいしい恵方巻きを求めて、ショッピングセンターに行ってみました。普通の太巻きはもちろん、えびフライやとんカツなど変り種もあり、半分の長さにして違う種類を4本セットとか、様々な工夫がされていました。普通の恵方巻きしかなかったコンビニでは、恵方ロール(ロールケーキを細く長く巻いたもの)サンドイッチの恵方巻きなどが売られているのには驚きました。
それにしても、豆まきはしなくなってしまいました。子どもが小さいときだけですね。おじいちゃんとおばあちゃんは、一緒に豆まきをして、ずっと子どもたちを楽しませてくれたのですが、子どもたちが、大きな声で「鬼は外、福は内」という言葉を言うのが恥ずかしくなると、いつの間にかしなくなりました。
季節の行事が、本来の風習から、バレンタインデーのような商戦に乗っかってしまったようで、寂しい気がします。
我が家は、子どもたちと、今なりに楽しんでいるのですが、本当はこうだったんだよという話は忘れずにしようと思います。      (M.H)