今から50年前、1962年の東京モーターショーに出品された「パブリカスポーツ」(型式145A)
ご承知の通り「ヨタ」(トヨタスポーツ800・UP15)の前身であり、航空機を想像させるキヤノピーが特徴。
当時、2台作られたといわれるも現存はしない。
そんな中、半世紀の歳月を経てトヨタ自動車OBの方々勇士で復元の運びとなりお披露目となる。
実走可能でパブリカ用0.7L空冷エンジン搭載。当然、「関自」(関東自動車)の協力の元と
思われるが、一方のトヨタがどれだけの資料を元に手助けしたかは疑問に思われる。
トヨタというところは「そんなところ」が有って、本来はトヨタ自身が復元すべきモノ。
いずれ「トヨタ博物館」に展示されるであろう、この「パブリカスポーツ」。
「ヨタ」を28年以上、苦労しながら所有しつつもいつも思うこと。。。それは「いいとこ取りのトヨタ」(笑)。
デヴューまではシークレットと言う事でしたが、ベールが剥がされましたね。
モーターショウデヴュー50周年を記念して製作したようです。
当時の図面だけではアバウトだったので、3Dで起こし直したそうです。
もう1台はヨタハチのガワだけを交換して、改造申請して公道を走れるようにしたいと言ってました。
自走でいろいろなフェスティバルに行くそうなので、今から楽しみですね。
当時はこの戦闘機のキャノピーを想わせるスライド式
開閉屋根。
確か「道路運行車両法のドアの開閉基準」に引っ掛かり
ダメだった話しを聞いたことが有ります。
今ではスライドドアも当たり前の時代。
50年経って、やっと公道を走れるってのも面白い話ですね。