祐さんの散歩路 Ⅱ

日々の目についたことを、気ままに書いています。散歩路に咲く木々や花などの写真もフォトチャンネルに載せました。

雑感 厚生年金保険制度回顧録

2012-02-15 01:07:56 | 年金
ウエークアップ(2012年2月11日放映)に出演していた 桜井 充 さん(民主党政調会長代理)が、話した内容が気になったので、インターネットで調べてみて驚いた。これは本当なのか?・・・・・・

司会している辛坊さんが、年金制度の始まりについて話した。
そもそも厚生年金とは、国民には「 積立方式 」で、自分が掛けたものは、将来戻ってくるという約束で始まったものが、いつの間にか、「 賦課方式 」にという方向に塗り替えられて来た。」
これを聞いてびっくり・・・・・世間では、積立方式が基本であることを知っていたという事である。その積立方式を知らない間に勝手に変更されていることも知っている・・・・・これは、一部の人たちには公然とした秘密なのだろうか? もし、そうであるとすれば、どこのテレビ番組でも、どの新聞でも、国会議員でさえ、なぜ賦課方式であることが前提で話がなされるのであろうか?・・・・・・

その後、桜井充さんが言います。(民社党 政調会長代理)
この歴史は本当に重いと思っています。
 私も 
厚生年金保険制度回顧録 をすべて読みましたが、その当時の年金官僚の反省はかけらもないんですね。
 自慢話ばかりでして、えー、たとえば今、年金統合が出来ていませんけど、その統合できないことも予想されていて、それでもやらなければならないと思ってやってきた・・・・ですから、過去のところに大きな問題があるのは間違いがない
。」

今、どこの番組でも年金問題としているのは、今の年金は「賦課方式」であるため、昔は現役世代が10人で1人の年金者を面倒見ればよかったが、今後は現役世代が減り現役1人で年金者1人の面倒を見ねばならないため、負担が重くなる・・・という論理展開である。(Ex. 年金者が15万円受け取るとすれば、現役10人で面倒を見れば一人当たり保険料は1万5千円で済むが、現役一人で見るとなると保険料は15万円になる・・・と言う論理である。)
賦課方式であれば、その通りであるが、積立方式であれば、その問題は絶対に発生しない。賦課方式の嘘に書いたように、積立方式であれば、自分の積んだ保険料を将来に自分で受け取るわけであるため、他の世代が多くなろうが、少なくなろうが何の影響も受けないのである。(小宮山厚生労働大臣は、積立方式さえ知らずに国会で答えられなかった????? レベル低いねー?????)
積立て方式で、問題となるのは想定した死亡年齢が延びた場合に不足することであるが、それも、60歳受け取りを65歳に遅らせたことにより対応されている。(詳細は賦課方式の嘘に記載)。

インターネットで厚生年金保険制度回顧録を探すと、その中身は驚愕するものであった。その内容は次のとおりである。
国民皆年金制度の創設者 元厚生省年金課長 花沢武夫が話した内容は次のものである。
この資金があれば一流の銀行だってかなわない。 厚生年金保険基金とか財団とかいうものを作って、その理事長というのは、日銀の総裁ぐらいの力がある。そうすると、厚生省の連中がOBになった時の勤め口に困らない。年金を支給するのは二十年も先のことだから、今のうちに使っても構わない。先行き困るという声もあったが、そんなことは問題ではない将来みんなに支払うときに金が払えなくなったら賦課式にしてしまえばいいのだから
(「厚生年金保険制度回顧録」(厚生団編、1988年)より)

これは、国民を騙している訳であり、完全な犯罪である
最初から、騙すことを目的として、飴玉をぶら下げて保険料を絞るだけ搾り取り、自分たちの天下り先を作り、官僚皆んなで使ってしまっても何とかなるさ・・・・最後は、賦課方式に切り替えて、国民に負担をかければいいという事だろう・・・・・

これを犯罪と言わなければ、おかしいだろう・・・・
桜井充さんが、国会で初めて問題としたらしいが、それもその後どうなっているんだろうか?
政権は自由民主党の時であり、安部首相の時らしい・・・・国会で問題としてあげていながら、誰も問題とせず、今は賦課方式が当たり前になっているのはどういうことだ??????????????????
年金のシステムが精巧でないのは、最初から保険料回収も適当でも、官僚たちは膨大な金を湯水のごとく使えるので、細かいことはどうでもよかったのだ。これだけの犯罪を平気でするくらいであるから、回収が適当でもなんとも思わない感覚なんだろう・・・
税務署が抑えている企業数より、社会保険事務所が抑えている企業数が80万社ほど少ないのは、まさに細かいことはどうでもいいからである。消えた年金にしても、最初から払うつもりはないので、組織やシステムがアバウトでも誰も問題としなかったのである。・・・・・・・
想像するに、自民党の古株たちは知っていたとみるのが妥当ではないか?
しかも、自分たちも族議員で官僚とつるんで、甘い汁を吸っているため本格的な追及が出来ないと見ることができる・・・・・
しかし、これは徹底的に追及すべきである。その者達の全財産を没収すべきだ。尚且つ、刑務所に入れなければ・・・・・

いま、大阪維新の会が船中八策を検討している。その中の年金は、積立方式をベースとして考えているようである。また、みんなの党も、積立方式を押している。これらの政党が、大勢ををとれれば年金も変わってくるだろう。
ここに書くのも嫌だが、民主党の年金改革案はでたらめだ! 1人当たり7万円と言っているのは、今ではなく60年後の事である。60年後の7万円は、貨幣価値が変わっているので、これも国民を騙していることになる。ましてや、社会主義に近い発想であるため、国民のモラルがどんどん下がっていくだろう。そうすれば、完全に崩壊である・・・・・・

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