祐さんの散歩路 Ⅱ

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年金 積立方式の実態

2011-11-24 18:10:39 | 年金

年金積立方式の実態

富良野

2011年11月24日。
猿芝居ですね!! 政府の事業仕分けで、「年金が7兆円も多く支払われていたので、それを早く回収するように提案する」と玉置議員がまとめると、間髪入れず、小宮山厚生労働大臣が記者会見をし「来年からすぐ実施します。」と発表・・・・????? 出来レースもいいとこだ!・・・・本当に情けないですよね。官僚の言いなりだものな・・・・どうしてこんなレベルの低い政治家を出してくるんだ・・・・・
いままでも、官僚の言いなりで改悪の連続だろう! 今回の問題も、改悪の影響が大きすぎるので、特例措置として3年間ずらしただけだろう。それを決めたのは、政府じゃないのか???それをいまさら、回収とはどういうことだ・・・・回収しなければならないのは、「失った年金」「公務員の無駄な給与」「公務員の無駄な退職金」「公務員宿舎」「天下り先への補助金」「天下り役人の退職金の回収」「無駄な行政機関」・・・・・やらなきゃならないことは山とあるだろう・・・何十兆と財源は出てくるだろう・・・・
その辺は、見て見ぬふりをして、国民へジワジワと増税と給付の減少とはおかしくないか?

年金については、11月1日に賦課方式の嘘について書いた。年金はもともと積立方式で計画されていた。それを官僚が好き勝手に積立金を使い果たし、足りなくなった分を変な名目でルールを改悪し、国民から不足を保険料を増加させるか、給付を減らせるかで穴埋めするために、論理の整合性をつける目的で「賦課方式」と言っているだけです。積立方式である以上、世代間の人数が減っても、何の影響も出ません。(詳しくは、11月1日の「賦課方式の嘘」に書いてます。)

では、実際の積み上げ方式で、年金は成り立つのか検証してみましょう。
40年間厚生年金を積立てし、その総額を1350万円とします。企業からも同額保険料が支払われ、その合計金額(2700万円)を年2%で回したとすれば、40年後には3,798万円になります。その人が受取れる年金は年間218万円です。この218万円を給付する際、3分の1を税金で賄いますので、積立金(3,798万円)からの目減り額は145万円(218万円×3分の2)ですが、積立金残高に2%の金利が付きますので、実際の目減りは約72万円(145-(3,798-145)×2%)となります。この計算を続けていくと、男性の平均寿命80歳までとすれば、残高が2534万円もあります。85歳までの寿命としても残高は2022万円もあり、もらい切れていません。全て自分の積立金をもらい切るには、35年かかりますので、丁度100歳まで生きねばなりません。・・・・・???
逆に65歳から85歳までに、自分の積立金をすべて受け取ろうとしたら、給付額218万円を350万円まで160%もアップし修正しないとなりません?????  どうなっているんですかね???
もし本当にお金が無いとしたら、それは明らかに犯罪ですね・・・・詐欺ですね・・・
公的年金を違う目的で使ったとすれば横領ですね・・・・・・
正しく金利で増殖できていないとすれば、能力不足で解任・減俸ですよ・・・

相当デタラメな、データーを作らないと、今、国会等で言われている論理は成り立ちません。官僚は都合の良い数字だけを並べるので、まずは信用できませんよね! そして、政治家もバカが多いから実態が分からないし、官僚になびくバカも多いですね???  本当にこの国は狂っているよ・・・・

上記の検証より、積立て方式では「収めた保険料」より「受取る額」が少なすぎます。すなわち、年金額が不足する訳がないのです。また、賦課方式でないことは、「11月1日 賦課方式の嘘」に書いた通りです。結論としては、厚生年金は崩壊していないことになります。それでは、よくテレビで言われている、年金額を減らすだの、年齢を引き上げるだの・・・と言われていることは、何なのでしょうかね?・・・また、厚生労働省の悪官僚とデタラメ属議員が国民をたぶらかして、積立金を使おうという魂胆ではないでしょうかね???


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修正追加(2012年2月15日
上記の計算のうち、私の知識不足により一部計算が間違っておりました。修正して、追加をします。
間違いの部分は、年金支給時に支給額の3分の1が税金で支払われると書き、その計算をしましたが実際は「基礎年金の2分の1が税金で賄われる」ことが正解でした。よって、計算しなおしたものを下記に掲載します。

年2%で回したとして、40年後には3,798万円になります。その人が受け取れる年金は年間218万円です。この218万円を給付する際、基礎年金の2分の1を税金で賄いますので、積立金(3,798万円)からの目減り額は178.5万円(218万円ー79.2万円×2分の1)ですが、積立金残高に2%の金利が付きますので、実際の目減りは約106.1万円(178.5-(3,798-178.5)×2%)となります。この計算を続けていくと、男性の平均寿命80歳までとすれば、残高が1961万円もあります。85歳までの寿命としても残高は1217万円もあり、もらい切れていません。全て自分の積立金をもらい切るには、27年かかりますので、丁度92歳まで生きねばなりません。・・・・・???
80歳までに全て受け取ろうとするれば、年間260万円の支給にすればいいことになり、現在の119%アップとなります。


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