祐さんの散歩路 Ⅱ

日々の目についたことを、気ままに書いています。散歩路に咲く木々や花などの写真もフォトチャンネルに載せました。

年金 賦課方式の嘘

2011-11-01 18:16:51 | 年金

年金の賦課方式の嘘

(2011年11月1日)
三輪車

今日の「朝ズバ」で、みのもんたが怒り狂っていました。内容は、朝霞宿舎の再開発を財務省が画策しているという内容です。役人のでたらめぶりが、よく出ていましたね。古い官舎を写したり、福島で被災者が官舎を利用していて、そのお礼を言っているところなど・・・本当にわざとらしい撮影ですね。何が何でも立ててしまおうという魂胆ですね? 原発のやらせ問題も同じですね。・・・
もう狂っているとしか言いようがありませんね。国民に対するロイヤリティや職務に対する遂行能力または修正能力の無さ、そして、最も欠けているのが「責任感」の無さ!!ひどいものですね。
今日の放映の中でみのもんたさんが一番怒り狂っていた所は、官舎に入る幹部の年収。見てびっくり・・審査官・部長クラスで年収15、845千円ですって?・・・上場会社の平取締役では、到底受け取ることができない金額です。ましてや中小企業の社長でも、数少ない人しか、取っていない金額です。国家公務員の幹部クラスというのは、民間企業(優良の企業のみ)の常務・専務または副社長クラスなのですかね・・・・どう考えても異常ですね??  たかだかペーパーテストが良かっただけでしょ! 暗記力がいいのと、頭がいいのとは全く違うし、ビジネスの世界では、職務の遂行能力や成果が問題にされますが、国家公務員は全く問題にもならないのでしょう?そんな低いレベルの人間が、どうしてこんな給料が受け取れるんですかね??

先日来、年金のことがよく出ているので読んでいると、これまた、でたらめのしほうだいじゃありませんか?
年金は、「世代間で助け合うシステム」であるといわれています。要は賦課方式ですね。現役の人から徴収し、高齢者に年給を給付すると云う訳です。大勢の若者で、少ない高齢者に給付はできても、若者が少なくなってきているので、もう払えないという論法です。
一見、黙って聞いていればなんとなくそうかなと思えますが、とんでもないカラクリがありますね。

まず、賦課方式は最初のスタートからですかね?
本当にそうであるならば、どうして高額の年金が積み立てられているんでしょうか?もし賦課方式であるならば、支払う給付額を現役世代から徴収すればいいわけですので、積立金が残るはずがないのです。下図は各年度の積立残高で、「厚生労働省の厚生年金保険および国民年金保険における積立金運用報告書」の一部です。単位は億円です。







年度厚生年金国民年金
196514,4141,946
197044,2027,271
1980211,08126,387
1990768,60536,317
20001,68,80498,208

これらを見る限りにおいては、日本の年金は積立方式を採用していたことになります。積立方式であるならば、若い人が少なくなってきても、全く年金財政が悪化する理由にはなりません。簡単な話が、個人でどこかの企業の個人年金に入っていると考えればわかります。自分の受け取る年金を自分で積み立てているのですから、他の人が多くなっても少なくなっても関係ないのです。関係するとすれば、平均寿命が延びたことが考えられますが、それは、もう対策済みです。

1969年に実施した、厚生省人口問題研究所の将来人口の推計(2005年度)を見ると、60歳以上で27,255千人と推定しています。実際は34,217千人と増えており、その数字は1.26倍です。ということは、財源が同じであれば、1.26分の1に縮小(21.7%削減)すれば事足りるわけである。実際は、支給年齢を60歳から65歳に引き上げたことによりそれを解消している。2005年の60から64歳までの人口は855万人で、65歳以上は2567万人なので、給付は25%ほど削減されたことになる。

数字的には、これで合うはずがさらに、保険料を3倍まで引き上げている。60年代末の保険料は5.5%であったが、現在は16.054%となっている。この増額した金はどこへ行ったのか?・・・不思議な世界ですなー・・・・
ましてや、今回、さらに支給年齢を70歳にあげるだとか、バカな小○○厚生大臣は言っているし?・・官僚の言いなり・・・財源が無くなっているのは、どうしてなんでしょうかね?それは、官僚が適当な数字を入れてシステムを作り、おかしくなり始めても責任ある仕事をしないので、その場当たりの改悪を約5年ごとに実施し、さらに、財源を好き放題浪費しまくった結果でしょう・・・

財源が減少した原因の一つが、国鉄、専売公社、電電公社、などが民営化されたために、多くの退職者の年金を厚生年金に合体したことがあります。林野業など年金制度が崩壊した時に、普通ならば、同じ国関連の共済組合に合体させればいいものを、厚生年金に合併し民間サラリーマンの保険料で対処しています。民営化などの結果、約1兆4千億円ほど穴埋めしていることです。無駄な人間が多く、国で運営しているときの人件費は、税金で支払っているわけですので、それは我々の税金で賄われているんでしょ。国鉄が民営化する前(昭和57年)には、38.7万人いたものが、平成6年には18.9万人に減っています。48.8%です。ということは、半分以上の人間が不必要であったということですよね?これらの年金を合体させられているんです・・・・・
浪費と言えば、年金リゾートの「グリーンピア」がありますね。年金保険料から1953億円を使って、大赤字の運営をし、最終的に48億円で売却・・・・全国に多目的ホールや豪華官舎、専用のゴルフ練習場、接待費、観光目的の海外旅行など、約6兆8000億円に上るそうですね・・・・・うひゃうひゃうひゃ・・・公務員はたまんねー・・・バカな国民と政治家をだまして、丸儲けだ!!
このように見てくると、国家公務員の質も問題だし、数も問題、平均年収も問題、退職金も問題、共済年金も問題・・・無駄の塊みたいですね。
これらの問題を解決するには、国会議員が動かねばならないものの、これも話にならないですね・・
これらを解決する方法については、次回提案します・・?


記事一覧  フォト一覧


最新の画像もっと見る

コメントを投稿