暑さに負けまい 懈怠は敵

2010年08月19日 | Weblog
とにかく今年は暑さを感じます。
実際に暑いからで、フィリピン、マニラはいま32度くらいだそうです。
私が小学生、中学生だった頃、遠妙寺のある大塚近辺にはまだ虫がたくさんいて、大概の昆虫は採集できました。
もっともカブトムシにはなかなかお目にかかれませんでしたが、カミキリムシ、トンボ、チョウチョ、セミ、カマキリ、スズムシ、コオロギ、タマムシなどちょっと草むらに行けばいました。気温だって暑い日で33,4度くらいでした。
それが今や、37,8度は当たり前、今日は全国150地点以上で35度を超えたといいます。
こんな暑さに負けるものかと、今、毎日十時まで祈願口唱を続けています。
でも、暑さより怖いのは、自分の心ですね。
開導日扇聖人は
これでわれ よしと思へば おこたらん 信はわするゝ まなくすゝめよ
と仰せですが、いつも私たちはこれくらいでもうよい、もう良いだろうという気持ちがあります。
この程度で良いだろうと思う所までいっていれば、それもまぁ仕方がありません。
本当は、これくらいでは全然、良くないのに、いいだろうと思うところがあります。
仏教では、煩悩の中にむさぼり、いかり、因果がわからない愚かさを挙げていますが、それと並んで「懈怠(けだい)」・・・怠りも付け加えています。
何でも続けることに価値があり、続けるうちに新しい展開があるのですが、もういいやと思うのは、人間の一種、本能的な欲望ですね。
でも、インドでは暑い昼はみなお休みだそうですが、熱中症にならないように、できるだけ暑い夏も口唱と教化に頑張らなくては。
コメント
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