東京 下町 藤巻さん宅 御礼御講

2008年05月23日 | Weblog
今日は、総武線の平井駅近くの藤巻さんのお宅で御講がありました。
御講は、佛立宗独特の制度です。お互いに近所の方同士、10軒から20軒程度のご信者で構成された部(組)とか、それらの部が集まった教区が主体となって、住職や教務をわが家に招いて、宗教行事として集会をするのを御講と称します。
本日、その席主として席を提供した藤巻さんは、今年76,7歳です。昨年の今頃まで現役サラリーマンとして働いていましたが、退職後、体調を崩し、入院。
一時は、もうダメか、二度と起ちあがって動くことなど考えられないくらい、身体が弱っていて、奥さんも半ば諦めたような様子でした。
私が御助行を受けるよう勧めても、もう、ダメだからという返事。
「何を言ってるんですか。佛立信者には、考えられないほどの現証ご利益を見せて頂けるんですよ。御助行を頂きなさい。」と言って御助行を受けさせました。
受け持ちの教務さんが主として藤巻宅に通い、私も御助行をさせて頂きました。
奥さんもご主人が入院で忙しい中、相変わらず、お寺に日参。懸命にご祈願されていました。そうこうしているうち、病状が回復、次いで、リハビリセンターに入り、訓練を受け、それも卒業しました。
達者に歩くというところまで行きませんが、何とか、自分のことは自分でやっておられる状態です。
そこで、今日は最初から最後まで御講に出席して、喜びの笑顔を見せておられました。30人近くの参詣者も、氏の回復をわが事のように喜んで、随喜参詣されました。
いやぁ、この平井の街はゴチャゴチャしていて、店がたくさんあり、東京の中の昔ながらの下町の雰囲気がそのまま、息づいているみたい。
こういうのって、いいですねぇ。この街の中で御講がつとまり、御利益を頂いた話が聞けると、何か、ホッとします。
良かった、良かったと言いつつ、帰山しました。
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