どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

近田春夫、Perfumeを語る

2015年05月26日 20時08分00秒 | 
近田春夫さんは折に触れて Perfume を話題に取り上げてくれますよね(^_^)

最初の出会いは、代官山ユニットであると。

まだ Perfume が何ものであるかも知らず、客層が探れなかったと(^_^;

しばらくしてからラジオで「チョコレイト・ディスコ」を聴き、キックとベースのバランスの良さに感心し、JPOPでこんなカッコ良いのは他に無いと思い、その後「ポリリズム」でブレイクしたことを知り、あの時気づいたオレは間違ってなかったなと。

そしてその後、近田氏自らが手がけた「ジェニーはご機嫌ななめ」で不思議な縁を感じてしまったと。

仰る通りです(*^o^*)

で、そんな近田氏、今週発売の週刊文春で、Perfumeの新曲「Relax In The City」を取り上げ、感想を述べています。


ちゃんと気に掛けてくれてたんですね(*´д`*)

その中で特に印象的だったのは、この言葉...。
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アーティストとしてのポジションや本人達のスキル、また三人編成というフォーメーションの関係もあるだろう、色々な意味で自由度が高いというか様々な選択肢があるというか、次はどう出るのか?Perfumeには可能性の幅というものがたっぷり感じられるのだが、その点ほかのふたつ(きゃりーぱみゅぱみゅ・CAPSULE)はちょいと弱いのである。
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思わず膝を打ちました(^_^)

私的にも、きゃりーはデビューアルバム聴いた時に面白いけど幅というか拡張性を感じないなぁと思いましたし、中田ヤスタカ本人とも言える CAPSULE でさえ、Perfume ほどの広がりを感じないなぁと。

例えば、桑田佳祐とサザンオールスターズの関係みたいな。

まぁこう言うのって、個人の好みや受け取り方なんですけれども、桑田ソロと、サザンの時のテイストって丸で違う...なんというかソロの時って内省的だったり、テーマも狭く深くみたいな感じだなぁと。それがサザンだと開放的で振り幅が広くなる。

中田氏もそんな感じがするんですよね。Perfume 同様に音楽プロデュースを担当しているきゃりーや、最近デビューした三戸なつめなんかも、幼さ拙さに的を絞った言葉遊びに絞っているイメージで世界感の広がりは無いといっていいし。

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何がいいたいかというと、例えばこの曲が全然日本語の通じないどこか外国のクラブでかかったとする。それでもその時きっと客達は、このシンセベースのカッコよさだけで──曲が何を歌っていようが構わず──盛り上がってしまうと思うのだ。俺はこの曲を聴きながらそんなイメージを持つことが出来たのである。
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これも Perfume ならでは広がりだし、強みですよねぇ(^_^)

ワールドツアーで各国のオーディエンスの反応みると実感できますね。

もちろん日本語に興味をもって、一所懸命に理解しようと努める人もいますけど、大半は楽曲のノリの良さと Perfume の魅力に酔うワケです(*´艸`*)

国内の洋楽ファンと同じなんですよ。私も含め大半は歌詞の意味など解らず(解ろうともせず)メロディー・リズム・歌声、そしてアーティストが醸し出す魅力を味わい楽しんでいるワケですからね。

近田氏、この他にも端的で簡潔に楽曲の魅力や、国内音楽産業(いわゆるギョーカイ)にもチクリと批判を展開しています。面白いので、是非手にとってお読み頂きたいコラムです!