どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

マイマイ新子と千年の魔法、鑑賞

2010年07月25日 16時47分41秒 | DVD・Blu-ray
去年の作品で、大ヒットとはいかないまでも、クチコミで評判が拡がった話題作です。劇場で観たかった作品なのですが、機会がありませんでした。

…で、DVDリリースを楽しみにしていたワケです(^_^) できればBlu-rayで…なんですが、監督さんの話によれば、コスト的に厳しいらしいんですね。まぁDVDの売り上げ如何で検討といったところなんでしょう。


内容ですが、とにかく丁寧に良く作り込まれているなと言う印象です。ワンカットごとにジックリと取り組み、どう見せるか研究されている感がヒシヒシと伝わってきます。観ながら、どうしても"トトロ"や"おもひでぽろぽろ"と比べてしまうんですけどね(^_^; タッチもジブリ風ですし。まぁ監督さんが宮崎駿の演出補をやっていた人なので、どうしても意識してしまうのですが。

ストーリーの善し悪しは、ここでは語りません。これはこれで良いと思いました。この世界に浸っていたいなぁ…と思わせてくれるタイプの作品ですね。かつてはジブリで作れたモノ、今のジブリにないモノがこの作品には確かに存在していました。

DVDのオマケで、カットフィルムが付いてました。


ハンモックでの新子と貴伊子のツーショット(本編27分15秒あたり)、これはナカナカの当たりじゃないですかね(^o^)/

監督の片渕さんによれば「封入フィルムはプリント1本だけをバラしたもの」であり、「フィルムのカットと選別は製作委員会各社のプロデューサーと宣伝担当の手で」行われたそうです。予算カツカツだったんでしょうけど(;_;)、手作り感と温もりや思いが伝わりますね。