80才のハツラツ日記

愈々名実共に80才を迎え、人一倍好奇心を燃やして、元気な行動の随筆日記です。

「踊り子の画家」ドガ展鑑賞

2010年11月20日 | 季節の情報
横浜美術館です。APEC会議が終了して、漸く喧騒から抜け出した昨日、19日に、
連れと二人で出掛けました。平日の昼と言うのに、やはり結構な人出です。

個人的な作品展は、その人の経歴が詳しく紹介されますので、
エドガー・ドガ(1834-1917)がどんな画家であったのかと言う事が良く判りました。

彼の作品のモチーフになったものは、
競馬ー肖像画ー踊り子ー浴槽の裸婦(浴女)ー写真(撮影に凝った)ー彫刻
と、時代を追って変わります。


競馬にしろ、踊り子にしろ、舞台上の華やかなものとは違って、
休息中とか、練習中とか、影の部分のものが多い。

中年からか眼を患って、視力が低下し、晩年は殆んど絵を描かず、
彫刻をしていたらしいです。

性格も大分変わりものの様に伝えられていました。

印象派画家の代表的な絵描きなのですが、他の画家が良く風景画を描いたのに、
ドガはアトリエ中心の画家であったらしい。


眼が悪くなってからは、色感のはっきりするパステル画が多かったようです。

尤も有名な踊り子の絵「エトワール」が比較的小さな絵であった事を知ってびっくり。



電子書籍は日本でもモノになるのか

2010年11月19日 | 本の情報
昨日の朝日新聞夕刊をご覧になった人は多いと思います。
第1面トップ記事は「電子書籍 作家動く」でした。


今迄紆余曲折を続けていた電子書籍も、今回はどうやら本物になりそう。
積極的に参加する作家が増えて、出版会社は圧倒されそう。


価格は安い。 自宅に居ながらで購入できる。 文字の大きさが自由に変えられる。 などなど。
電子書籍を読める端末を準備して、読みたいですね。

ご年配の方々、パソコンが苦手でも、それほど難しい操作は必要ないと思います。
画面上での指の操作でページ送りが出来たり、字の大きさを自由に変えたり・・・・。


是非速く一般に浸透して欲しいと思っています。

但し、一部には強い抵抗を見せている、高名な作家の方々も居られます。
読者側もそうです。私自身にしても本屋で見る様々なカラーフルな表紙、
単行本のずっしりした量感、紙の質感など他の何物にも代えがたい楽しみもあります。


単行本はさて置いて、新書版、文庫版がまず電子書籍の対象になるのかも。

秋の上賀茂神社参拝

2010年11月18日 | シニア日記
所用で関西に行った(元勤務先のOB会出席)序でに、
翌日京都に行って秋の風情を楽しみました。

紅葉で有名なお寺などは、恐らく大変な人出であろうと予想し、
少し外れた、上賀茂神社に出掛けました。


予想通り人影は疎らで、比較的ゆったりと京都らしい風情を満喫出来たのです。

平成27年には遷宮式が行われるとかで、
その準備に建物が一部工事中になっていてやや残念な風景もありました。

然し、久し振りにのんびりと心の癒しを得た気持ちでした。
神社の境内のすぐ前にある、そば屋で簡単な昼食をとりましたが、

これは一寸頂けませんでしたナ。蕎麦のタレがやたらと甘いのです。
連れはうどんを摂りましたが、インスタントの様で余り美味しいとは言えなかった見たい。

帰路は市内バスでグルグルと巡回して京の街並みを鑑賞しました。
かなり乗りましたが、運賃は均一の220円で、何か得をした様な感じになりました。


やはり団体さんが多くて何処も結構混んでいた様です。

寒い日になると聞いていたのですが、暖かい感じで、天気は曇り勝ちでしたが
まずまずの散策旅行となりました。


昨日は七五三の御参りで混雑

2010年11月15日 | シニア日記
昨日の日曜日、着飾った親子連れは七五三の御参りの皆さん。
各地の神社、ファミレスなど大混雑でしたでしょうナ。


以下はウチのカミさんからの受け売りです。悪しからず。

美容院が満員で大変だったらしいです。
従業員の曰く、3才の子供の着付けにホトホト参ったらしい。

子供にしたら、着難い着物など面倒で嫌なのは判り切っています。
泣く、喚く、暴れる、果ては蹴飛ばすなど、もう始末に負えない状態。


こればかりは親の面子ちゅうか、見栄の最たるものですナ。
まあ、それでも雨が降らなくて良かったと言った処でしょうか。

明日から小旅行で自宅を離れますので、2日間程ブログを休ませて頂きます。
ご了承ください。



日本は平成の開国に踏み切れるか(3)

2010年11月14日 | 時事問題
今回はこのテーマで3回目、少し長くなりますが、これで最後とします。
一昨日のテレビで次の様なシーンがありました。大勢の方がご存じと思います。

農業団体、農業系議員の方々が赤はち巻きで団結して、
TPP参加に反対すると拳を突き上げて気炎を上げて居られました。
日本の農林漁畜産業が壊滅的打撃を受けるので絶対反対だと言う訳です。

片や経団連のお偉方は、日本の製造業を発展させる為に、
積極的に参加推進を図って欲しいと言うのです。
 はて、困った事になりました。

日本の一次産業就業者は凡そ 260万人
製造業の就業者数は 凡そ1100万人になります。

ここでTPP参加に踏み切れなかった場合、
輸出産業は関税障害の為アジア諸国と太刀打ち出来ず。
工場は皆アジア地区に移転させて、外地での生産に変わるでしょう。

現在既にどんどん海外移設が進んでいます。就業者は激減し、
大きな雇用機会が失われる事でしょう。

一方、参加に踏み切ると値段の安い農畜産品がドッと輸入されるでしょう。
(消費者サイドからですと、メリットになりますが・・・・)

どちらのウエイトが大きいかと言うのは、就業者数から見て明らかです。

「角を矯めて(ツノをタめて)牛を殺す」と言う諺があります。
枝葉末節に拘って、大局を見失う事となります。

二者択一、この際、農業関係にはある程度犠牲を強いて、
製造業を発展させるしか方法は無いと思います。


農業も守勢一方で無く、
逆に積極的に攻勢に出て輸出に眼を向ける努力をすべきではないでしょうか。

コメも中国に、リンゴも台湾に立派に輸出されています。

政府はどうしても守れない非効率な生産体制の部分には眼を瞑って、
まず農業の大型化に統一すべく具体的な改革の戦略政策を打ち出すべきと思います。

大乗的立場から国益を第一に優先すべき時でしょう。

お巡りさんがウジャウジャ

2010年11月13日 | 時事問題
昨日は凄かったなア、お巡りさんの数が・・・・。 今日も勿論そうでしょうけど。
会社への通勤経路で、新宿と池袋の駅ターミナルを経由したのですが、

あちらの隅、こちらの角、お巡りさんが、小さい台の上に、
手を後ろに組んで仁王立ちで睥睨しているのです。


殆んどのお巡りさんが皆マスクをしていました。
そりゃそうでしょう、インフルにでも罹って蔓延したら大変な事になります。

東京ですらこんな状態でしたから、横浜は尚、凄かったでしょうネ。
多分通行人より、お巡りさんの数の方が多かったりして・・・。

駅のゴミ箱も、コインロッカーも全てしっかりと閉鎖されていました。
自動販売機で、缶瓶ものを買っても、捨てる場所は何処にもありません。


14日迄の土日は、京浜地方では何処にも行かず自宅蟄居が最善と思いました。

君子危うきに近寄らず
触らぬ神に祟りなし???




日本は平成の開国に踏み切れるのか(2)

2010年11月12日 | 時事問題
昨日のブログの続きです。
当初、菅総理はTPPに参加の方針(時期は別にしても)を打ち出そうとしていたのですナ

処が農業団体や農業系議員から猛反対を受けてしまった。

TPPに加入したら日本のコメ作は、一部の上質米(こしひかりなど)を除き大打撃です。

外食用の米などは全て外米に切り替わるでしょう。
今後の農業をどうするか、はっきりした政策が無いのに、とても賛同出来ないと言います。
その結果、結局参加の可否の決定を先送りするしかなかったのです。

韓国が日本と同じ様な立場で、農業界が反対していたので、
横睨みで共同戦線を張っていこうと思っていたらしいのですが・・・・、

豈図らんや、韓国は農業を犠牲にしても国益を守りたいと、日本より一歩進んで、
先に米国、インド、EUとFTAを妥結する方向に進んでしまいました。

(お互いに関税を取り払う事になるのです)

日本は韓国に立ち遅れた訳で、この儘では日本の輸出業界(機械類、電子機器類など)は、
完全に韓国に負けてしまう結果になるのが明らかとなりました。

そこで慌ててEUとFTA協定を来年の6月には結びたいとの方針を出しました。
FTAなら当面農業問題を切り離しての交渉が出来ると言う訳です。

日本の農業は今や抜本的戦略を立てねばどうにもならなくなっています。
補助金だけで支える事は長くは続きません。守るより攻める立場にならなければ・・・・。


そこで今後のあるべき姿を私見を交えながら次回に書いてみたいと思います。

長くなると読み難いと考えましたので、細切れになるのをご容赦下さい。




日本は平成の開国に踏み切れるのか(1)

2010年11月11日 | 時事問題
此処2,3日のマスコミの報道はTPP(Trans-Pasific Economic Partnership Agreement=
環太平洋経済連携協定)を大きく取上げています。


それは日本の将来の進路に甚大な影響を及ばす大問題なのです。

この協定は加盟国間では完全な貿易自由化(関税の全廃)を意図するもので、
シンガポールとニュージーランド、チリー、ブルネイの4カ国が既に加入し、
更に米国、豪州、ペルー、ベトナム、マレーシアの5カ国が参加を表明しています。

私のネタは殆んど新聞ですから、
丁寧にお読みの方は良く理解されて居られる事と思いますが・・・・。

貿易自由化はもう世界の時流ですから、早晩日本も対処せざるを得ません。

そこで取り敢えずハードルのやや低いFTA(Free trade Agreement=自由貿易協定)に
取り組んで個別にチリなどと契約締結したのですが、TPPについては日和見態度でした。

若し加入すれば、日本の農畜産水産業界に大きな打撃を与え、
生産後退となる事でしょう。それは当然各業界の雇用問題にも触れて来ます。


そこで政府はやっと9日に、PTT参加の可否の決定は来年の6月前後に行うと
当面の問題を先送りにしました。

然し、現在非常に難しい局面に立たされ、政府は苦悩している状態なのです。
中長期的な戦略政策を明確に打ち出さないと、将来の日本の命運に関わります。

その大きな問題点を又次回に書いてみましょう。




町の個人商店(小売店)が減って寂しくなって来た

2010年11月10日 | シニア日記
最近特に住宅地近辺にある小売店、個人企業店など、
その地域々々に密着して営業していたお店屋さんの閉店が目に付きます。

私共の界隈でも、八百屋、酒屋、本屋、うどん蕎麦屋、クリーニング屋さんなどが、
次々と「長らくご愛顧を賜り有難うございました。ついてはxx日より閉店・・・」
との貼紙をして、消えて行くお店が多くなりました。

そんなお店は大体老夫婦だけが切り盛りしていたのが多く、
次第に老齢化して後継者もなく、
一方では、大型小売店、スーパー、コンビニ、チェーン店の進出で
立ち行かなくなって来たのでしょう。


品揃えでも勿論負けるし、最近は配達までやるスーパーも出て来て、
これではとても太刀打ち出来ません。

廃業した店の後には老齢者向けのデイサービス店、マッサージ店などが出来ています。

何かしら一抹の寂しさを感じますネ。






地球の変遷(歴史)にロマンを感じています

2010年11月09日 | シニア日記
元来、恐竜に興味が深かったのですが、それから派生して、
古生代の生物や、当時の地球の環境などにも、興味を持って調べる様になりました。

人生は精々70~90年、それに対して、
何千万年、何億年の移り変わりを調べるのは、正に趣味の一つに外なりません。

然し、今生きているこの地球がかっては、どんなんだったろうと、
考える事、想像を働かせる事はロマンの追求だなアと思うのです。

現在の空気は21%の酸素を含んでおり、
現存の生物にとっては最良の含有率だそうです。

然し地球の長い歴史の間には、
30%もの高酸素の時代、10%もの低酸素時代があって、度々の生物絶滅期を経過し、
其の時々に対応の出来た動物だけが絶滅から辛うじて生き残って来たとの事。


恐竜の絶滅は巨大隕石の地球への衝突により、
一時的な灼熱の世界から、暫くして逆に太陽の見えない激寒の時代に遭遇した為ですが、

その時に対応出来た小型の哺乳類が人類の大祖先となり、
恐竜の一部でも、鳥に近かった種類が生き残ったそうです。(鳥の祖先は恐竜らしい)


何れも、呼吸器の構造が進んで居たと言う事が原因の様ですナ。

古代から現代に至る間の様々な動物の(絶滅種も含めての)有為転変を、
調べてみるのも中々楽しいものだと感じています。