80才のハツラツ日記

愈々名実共に80才を迎え、人一倍好奇心を燃やして、元気な行動の随筆日記です。

生物多様性を考える(2)

2010年09月18日 | 時事問題
私共の子供の頃を思い浮かべてみましょう。
あの懐かしい里地里山の原風景です。


♪兎追いし彼の山~、小鮒釣りし彼の川~♪
近所の公園に行ってみますと、耳を聾するばかりの喧噪、蝉しぐれ、
町の辻には赤蜻蛉がスイスイ、少し足を延ばして田んぼの傍を通ると今度は蛙の大合唱。

傍を流れる小川には、メダカや小鮒、あめんぼう、おたまじゃくし。
夜ともなれば、庭から聞こえる雑多な虫の声、
電気を消すと蚊帳に蛍の光も映りました。雨の日にはかたつむり、金ブンブン。

今それらの姿を見かける事は非常に少なくなりました。皆、何処へ消えたのでしょうか。

ゴルフ場に行きますと、かなり山の中で森林も多いのに、全くの静寂、沈黙。
何の音も鳴き声も聞こえず、不気味な感じでした。

やはり生物の多様性が失われつつあるのです。

勿論気象の変化によって、次第に対応しきれなくなって、絶滅する種もありましょうが、
その気象の変化(温暖化を含む)さえ、人類が作り出したものも多いのです。

マングローブなどの熱帯雨林には実に多くの生物が棲んでいるのですが、
人類の勝手な独善で発展、繁栄を図る余り、処構わぬ乱獲、乱伐、開拓で、
多くの生物の住処を奪い取りました。

こんな事を続けていると、やがては人類も食物連鎖、生態連鎖の影響から、
衰退の憂き目を見る事になります。


そこでCOP10は、多くの国々が一堂に会して環境保護の方法を検討し条約を決めるのです。

さて、我々一般人は一体何をしたらよいのか、又、話を次に続けましょう。・・・・。