80才のハツラツ日記

愈々名実共に80才を迎え、人一倍好奇心を燃やして、元気な行動の随筆日記です。

オバマ大統領のノーベル平和賞選出は素晴らしい

2009年10月10日 | 時事問題
昨日オバマ大統領がノーベル賞の平和賞に選出されました。
真に素晴らしい決定だと思います。
 

オバマ大統領は「核兵器根絶の世界」を提唱して、
全世界の世論をリードしています。

確かにアメリカの大統領たる彼が提唱推進すれば、世界が靡(なび)くでしょう。
今度の決定にアメリカ国民の世論はどうなんでしょうか?

平和賞に選ばれた以上、これからは迂闊な言動は出来ません。
今後の行動を期待する意味も充分含まれていると思います。

核兵器攻撃の悲惨な結果を受けた唯一の国としては、
これ以上の有難い決定はありません。


今後更に世界各国が核兵器の廃絶に協力し、
戦争のない平和な国造りに邁進する事を願うばかりです。 

これに関連して、一寸大統領の訪日について触れます。

11月中旬に1泊2日で日本を訪れますが、日程の関係もあり、
広島、長崎の訪問はありません。

・・・・と言うか、米大統領の被爆地訪問は今後とも有り得ないと思います。 

それはアメリカの輿論が未だに、原爆の投下は正しかったと考えているからです。
戦争を中止するのに、これ以上の人的被害を出さないために・・・。
(従って、被爆地の施設で頭を下げる=陳謝する事は考えられないのです)

この輿論を牛耳っているのが、彼のベテラン(=在郷、退役軍人)協会。
この協会はアメリカ政治の圧力団体で、どの政治家も無視できません。
この団体が反対すれば、皆失脚してしまう位強力なのです。


オバマ大統領自身はどう思っているか、判りませんが、
広島、長崎の被爆問題に触れる事は無いでしょう。