80才のハツラツ日記

愈々名実共に80才を迎え、人一倍好奇心を燃やして、元気な行動の随筆日記です。

中国の脅威(驚異?)

2009年10月03日 | 時事問題
建国60周年の軍事大ページェント。
テレビで観て正に物凄いの一語に尽きますね。


北朝鮮のイベントとも、もう比べ物にならない位、
規模が大きくて圧倒されました。

中国の大国としての国力を世界に対して誇示したものですナ。

今や中国は輸出量、外貨保有高が世界一。
国民総生産も来年には日本を抜いて世界第2位に躍進します。


日本に来る中国観光団の気風(きっぷ)の良い事!
百貨店や大型電気店で、ウン十万円の買物を、いとも簡単にするそうです。

凄い成金が誕生しているのですナ。

鳩山総理が、アメリカの世界経済主義グローバル化(一極主義)を批判し
物議を醸しましたが、もし東アジア経済圏が出来るとすれば、
その盟主、指導者は、今や中国に変わられつつあります。基準通貨は「元」になります。

日本は後塵を拝する様になったと言われても強(あなが)ち、過言ではありません。

但し、発展が早かっただけに影の部分では種々の難問を抱えています。

マイノリティ(Minority=少数民族)問題では、去年はチベットの騒乱。
 今年は新疆ウイグルの暴動など発生し、かなり苛酷な手段で鎮圧して居ます。

温暖化ガスの問題にしても、忽ち発展途上国に変身して、
先進国が範を示すべきだなどと都合のよい事を言っています。


又、北京、上海などの繁華街は活況ですが、大勢の一般人民の姿が希薄です。
13億の人口を抱え大半は地方の農民なので、どんな生活を送って居るのか判りません。
多分戦時下の日本の様に、「富国強兵」の為に貧しさを耐え忍べと言う事ではないでしょうか?


いずれにせよ、全体主義の国の考え方は恐ろしいですヨ。
軍が権力をもって、国民の世論を誘導し、何時豹変し牙を剥いて来るか判りません。

かっての日本が辿った道を踏襲しない様に祈るばかりです。