「よみがえる浮世絵」と題する新版画展を
東京両国の江戸東京博物館で鑑賞して来ました。
・・・・うるわしき大正新版画展・・・・との副題が付いていました。
大正時代初期から、関東大震災、昭和初期に至る間に、
かって爛熟を極めた「浮世絵」を再現しようと、多数の新版画が描かたのです。
その内の目ぼしい逸品約280点の陳列です。
鑑賞客はまばらで、一つずつじっくりと観られましたし、
とても美しく見事なものだとすっかり感嘆してしました。
お蔭で観終わる迄に約1時間半も掛り、疲れて腰痛が出る始末です。
この新版画は、日本よりも海外で非常な人気があったのですナ。
輸出用と言うものが沢山あり、又、一人の著名な米人コレクターが、
数回日本を訪れ、最後は太平洋戦争直前まで、大量の新版画を買い集め、
貴重な名画が戦災に遭わずに残り、(今回30点出品)
且つ日米文化交流の懸け橋になったと言われます。
伊東深水氏((1898~1972)
(女優朝丘雪路さんの実父)は高名な日本画家として、
美人画が夙に有名ですが、この新版画の末期の画家だったのですね。
やがてこの新版画が現代の版画に引き継がれて行きます。
版画と言うものが、如何に手間の掛るものであるかが良く判りました。
絵師、彫師、摺師がそれぞれ分業となり、何枚もの木版が掘られ、
次々と違った色を付けて何回も摺る訳ですから、ホントに大変だナと思いました。
東京両国の江戸東京博物館で鑑賞して来ました。
・・・・うるわしき大正新版画展・・・・との副題が付いていました。
大正時代初期から、関東大震災、昭和初期に至る間に、
かって爛熟を極めた「浮世絵」を再現しようと、多数の新版画が描かたのです。
その内の目ぼしい逸品約280点の陳列です。
鑑賞客はまばらで、一つずつじっくりと観られましたし、
とても美しく見事なものだとすっかり感嘆してしました。
お蔭で観終わる迄に約1時間半も掛り、疲れて腰痛が出る始末です。
この新版画は、日本よりも海外で非常な人気があったのですナ。
輸出用と言うものが沢山あり、又、一人の著名な米人コレクターが、
数回日本を訪れ、最後は太平洋戦争直前まで、大量の新版画を買い集め、
貴重な名画が戦災に遭わずに残り、(今回30点出品)
且つ日米文化交流の懸け橋になったと言われます。
伊東深水氏((1898~1972)
(女優朝丘雪路さんの実父)は高名な日本画家として、
美人画が夙に有名ですが、この新版画の末期の画家だったのですね。
やがてこの新版画が現代の版画に引き継がれて行きます。
版画と言うものが、如何に手間の掛るものであるかが良く判りました。
絵師、彫師、摺師がそれぞれ分業となり、何枚もの木版が掘られ、
次々と違った色を付けて何回も摺る訳ですから、ホントに大変だナと思いました。