スパニッシュ・オデッセイ

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Movement

2014-01-18 10:10:56 | トリビア
 “Radio Uno”で放送されている懐メロ番組を録音するために、街へカセットテープを買いに行ったところ、SEIKOブランドのカセットテープがあった。実は、筆者は1973年度の1年間、長野県は諏訪市にある「諏訪精工舎」(現・セイコーエプソン)に勤めていたことがある。新入社員研修で腕時計の分解をしたが、再度組み立てる時、小さな部品が見つからなくなったことが懐かしく思い出される。コチコチ動いている機械時計の中身は movement というのをこの時、初めて知った(movement に対応するスペイン語は movimiento だが、手元の辞書には「機械時計の中身」の意味は載っていなかった)。クウォーツ・ウォッチは入社半年後に発売されることになるが、価格は何万円もした。ブランド物以外は、今やタダ同然になってしまったが。クウォーツ時計の中身はコチコチ動いていないが、それでも movement の名称を使い続けている。movement は音楽用語では「楽章」を意味する。スイスのモントルーでライブ録音され、フュージョンの先駆けとなったジャズのアルバムに“Swiss Movement”というのがあるが、スイス時計の movement と「楽章」をかけているのだろう。続編は“Second Movement”でこちらはオーソドックスに「第二楽章」である。柳の下のドジョウ狙いだが、そこそこヒットしたようだ。
Swiss Movement  セカンド・ムーヴメント
 それはともかく、SEIKOではカセットテープなんか生産していないはずである。詳しくは次回のお楽しみ。

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