スパニッシュ・オデッセイ

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コスタリカの魔女サラテ

2021-01-13 19:25:08 | コスタリカ
 コスタリカの魔女と言うと、「サラテ」(Zárate)が一番有名らしい。前回、紹介したが、調べてみると、画像も次々と出てくる。
 人種的には先住民説が一般的なようだ。
 
 こんな画像もあったが、これは若き日のサラテであろう。
 物語に出てくるときは老婆の姿が多いのだろう。
  
 上の写真が物語に出てくるサラテのイメージに近いと思う。右側の写真はサラテのフードを後ろから見たところである。
 筆者が読んだサラテの話では、身なりは質素ということだったが、このように質素を通り越していたかもしれない。
 白人説もある。小柄で太っていて、目つきは意地悪そうという話だった。
 
 上のイラストでは意地悪そうには見えない。太ってはいるが、太目のセクシー美人になっている。これぐらいなら筆者は誘惑されてもついていく。
 孔雀(pavo real、「王の七面鳥」が原義)は元ハンサムなスペイン人で、サラテが惚れたが、相手にされず、怒ったサラテに孔雀にされたということである。話はまだまだ続くが、詳細は機会があれば。
 さて、サラテの住居は山の大岩の隙間の洞穴である。
 
 ここからサンホセ市街地が一望できる。
 
 チャンスがあれば行って見たいものである。

 【魔女サラテが住む山の頂上】
 ちなみに、Abäk (発音は abak と同じ。ä の文字はスペイン語では使われない。a の上の点々は単なる飾りである)というグループが“La Bruja Zárate”という曲を作っている。おどろおどろしい曲である。

  
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