惜しいプロディガル! 今週は更に…。

いやァー、プロディガルサン惜しかった。あの超スローだから、ブラックスピネルも充分脚残ってたしね。それでも一緒に追い込んだエアスピネルを凌駕したのは痛快。　エアスピネルとは実績で大きく差をつけられていたけど、順調さ・気性面の差が主な理由で、本質的な走力は劣らないと思っていた。東スポ杯2着だから、ここで勝負になって何も不思議はない。上がり32.0か。31.9だったら凄いインパクトだったけどな(笑)。　それにしても22k増でこの走りは今後に大きな期待を抱かせる。何よりビックリしたのは、真っ直ぐ走っていたこと。プロデイガルは気性の危うさと体幹の脆弱さから、どうしてもヨレたり、勝負どころで真っ直ぐ走れない弱味があった。　直線エアスピネルのすぐ後ろから、追い出しに入ったが、見事に真っ直ぐと伸びてきた。まともに走ればこんなもんだ(笑)。　今回ブラックスピネルを軽く見てしまったのは、超スローが予想されただけに、ミルコ得意の出遅れを想定してしまったからだ。浅はかといえばそれまでだが、逆に好スタートとはね。
　きさらぎ賞はアメリカズカップの完勝。少頭数で流れに乗ったという面はあっても、追い出してから予想以上に長く脚を使っている。かなり馬体減があったが、思ったよりスタミナがある感じ。　サトノアーサーは結構モタついたね。馬場もあるんだろうが、初戦と同じような感じで、勝機はほぼなかった。それでも3着態勢を2着に入ったのは、やはり負けたと思った初戦と一緒で、最後のひと押しがある。まあクラシックの有力馬には違いない。要するにディープインパクトやオルフェーヴルのような、絶対的能力はないということ。
　さて今週は更に注目レースが目白押し。京都記念はマカヒキが仏遠征以来の登場。鞍上はムーアの予定。川田も乗りたかったろうな。一方のサトノクラウンはミルコ。たしか去年これを勝った時がミルコだよな。上昇急のミッキーロケットも楽しみだが、音無厩舎だ。東新杯を勝って、きさらぎはゴール前までワンツー態勢と、ちょいとやりすぎ感。スマートレイアー、ヤマカツライデンが続くが、穴は久しぶりに距離を変えてきたガリバルディか。
　共同通信杯。ここはスワーヴリチャードVSムーヴザワールドの再戦。普通に読めば、当時1番人気だったムーヴザの逆襲という図式。ただ今回乗る戸崎がね。昨日の騎乗を見ていても、どうも踏ん切りの悪さが目立つ。最終のヨンカーなんて酷かったね。まあここはエアウィンザー、タイセイスターリーを加えた4頭立ての雰囲気だから、勝ち負けは必至だろうが。
　クイーンCはフルゲートになりそうで、アドマイヤミヤビ、フローレスマジック、レーヌミノルとこれまた注目の1戦。　ハナレイムーンは共通と兼登録だけど、こっちとすれば大勢逆転の素材ではある。
　これだけの番組なら、黙っていても盛り上がるわけだが、私としては更に次週のファンディーナ(つばき賞)に半分気持ちは行っている。ソウルスターリングを応援する身としては、一種の怖いもの見たさなのだ。