天皇賞・長距離戦に叫ぶ名前は…。

　青葉賞は予想通りアドミラブルの圧勝だった。とにかく搭載したエンジンが違うからね。デビュー戦は全くの参考外で、実質3戦全勝と思っていい。ミルコは即騎乗を決めたらしいし、ダービーでもチャンスは充分ある。アプレザンレーヴの無念を晴らしてくれ(なんのこっちゃ)
さて天皇賞。桜花賞→皐月賞と人気馬が敗退したので、今回は本命が勝ちそうな気もするが、1番人気はキタサンとサトノで激しく争っている。　私の結論はシャケトラ! 日経新春は53k、前走は55kで、勝ったとはいえ2着がミライヘノツバサ。普通に考えれば、ここでいきなりは家賃が高い。前走G1勝ちのキタサン、前哨戦を57kで圧勝しているサトノ相手だからね。ただこのシャケトラ、只者じゃないよ。前回の日経賞でも云ったが、シャケトラにないのはキャリアだけ。潜在能力は充分だし、何よりスピリットがいい。追い切りも絶品で、前走以上の状態は間違いない。あとは田辺に任せる。一転して大勝負と行きたい。　相手はサトノとシュヴァルグラン。共にスパートのタイミングひとつではチャンスある。トーセンバジルは思ってた以上に体調が良くなった。各馬の勝負が早目になればアッといわす場面も。アルバート、Dマジェスティ、レインボーラインと追い込み勢を押さえたい。まあキタサンも少しね。
　スイートピーS。大混戦だね。ヒストリアの一発に期待した。アルヴィスの仔だし、融通性がどうかと思うけど、新馬だけで重賞に続けて参戦。その後の春菜では出遅れての2着と、まだ底は見せていない。激戦必至なだけに好調大野の手綱も楽しみだ。　ウインシャトレーヌ、ブラックスビーチ、アンネリースを相手に、ムーンザムーン、エバープリンセス、シーズララバイとマークした。
　晩春。久しぶりのオースミナイン。追い切りからは間に合った感じで、府中の千四は折り合いもつけ易いか。ビップライブリー、ラベンダーヴァレイ、テラノヴァが有力で、ウエスタンとスマートが押さえ。
　陣馬。叩いて中1週で使ってきたジュンスパーヒカル。二四のここを目標だった感満載。トップハンデは強さの証し(笑)。ウインヴォラーレ、マイネルクラフトにサウンドメモリーが相手。先行くアグリッパーと追い込むマイネルフレスコが押さえ。
　最終。ここも大野にうまく御してもらってリキサンダイオーから入りたい。何気に逃げ先行が多く、確実に追い込めるリキサンに勝機は充分。　メゾンリー、サラセニア、クールエイジアを相手に、ピアシングステア、ナスカザンが穴っぽい。サンホッブスも一応。
　京都に戻って端午。　思ったより人気になっているタガノカトレア。ちょいとイヤな雰囲気だけど、いい伸び脚するんだよね。あのフットワークを見ちゃうと期待したくなってしまう。ここは観戦料的な感じで。グッドヒューマー、スターカットダイヤ、ウラガーノを相手に、メイショウとハットラブまで。シゲルは武豊大一番の前で、そんなにムリは…。
　最終の高瀬川。中1週で結果を出したいセンターピースから好配当狙い。前走を踏まえて浜中も考えて乗る筈。人気のダノンとラインにイーデンが有力。モツれを考えればヒロブレイブ、ミスズスターが不気味。エイシンまでかな。
　時代から取り残されつつある長距離戦。そこに超一流馬が出てきて戦うのも、ある意味日本らしい。名勝負期待だが、タナベ!と叫びたいなァ。

青葉賞。敵は雷雨? 勝ってダービーへ。

　まだ票数の小さい前売の段階だけど、やっぱり馬券的にはパスしたい春天だなァ。まあ、もう少し考えるか。　青葉賞。今日は府中・京都とも雷雨の可能性がある。現段階では良馬場で行きましょう。本命は迷うことなくアドミラブル。これは私でも仕方ない。最近人気馬が結構飛んでるけど、これはね。ミルコは皐月賞僅差2着のペルシアンナイトがいる。今日アドミラブルが楽勝したら、心乱れるな。結構前掛かりになりそうな気配で、ミルコが前走のように強引なレースをした場合は、少し不安もあるが、能力の違いは歴然という結果の方が座りがいい。信じよう。相手はトリコロールブルーとベストアプローチが有力か。流れも向きそうだし、戸崎と岩田、当然一発を狙っている。マイネルスフェーンは仕上がり次第だけど、精度の高い馬でノーマークには。一応オッズも考えるとこの3点で行きたいね。少し気になるのはサーレンブラントだが。アドミラブルが勝ってダービーの黒馬になれるか。
　春光。D二一にしては先行馬が多いね。かなり厳しいレースが予想される。無難に行くならクリノリトミシュルVSウインユニファイドということになる。特に異論ではないが、スケベで高配当狙いならエアカーディナル。叩いて多少は良化しているだろうし、再び遠征で田辺騎乗とそれなりの条件。ダートは久々だけど、血統を見るまでもなく普通に対応できる。　もう1頭はスリータイタン。決め手にワンパンチほしい馬だけど、左回りなら走りも違う。先週頑張った大野で差のないケイバができそう。この4頭の争いに、クラウンシャイン、バイオンディップス、プリンシアコメータまで。エアから入って、オッズ次第ではスリーと2本軸も。
　最終。結構難解なメンバー構成。叩いたサトノスピードオーを軸にする。センスとパワーを兼備したタイプで、キャリアからも今後が期待される。前走が久々での先行バテ。今回はひと味違ったレースになるだろう。　オニノシタブル、シアーラインは有力だな。藤田菜のラミアカーサも仕上がりはともかく能力は差ない。クイーンズターフ、カフジオリオンにメリートーンまでかな。
　京都・天王山。ハナっ速い馬が何頭もいて、千二とはいえ差し追い込みを買いたい。前走もちょっと期待したナガラオリオン。千二でも対応できるし、ここは流れが向きそう。あとは四位と私の相性(笑)。相手はニットウスバル、スマートアヴァロン、ブルドックボスで、これらは強力。押さえはワディ、キタサン、コウエイまで。
　烏丸。こちらは二四だけど、やはり逃げ馬が揃った。この距離では結構珍しい感じ。ジャズファングの一発に賭けよう。乗ってるハービン旋風にも期待だ(笑)。ペンタトニックも状態アップで展開良しと狙い目充分。ワールドレーヴ、サラトガは当然好勝負で、あとはキンショーとサトノが押さえ。ヤマカツも少し気になる。ジャズから入って、オッズ次第ではペンタとの2本軸も。
　あやめ賞。臨戦も色々で難しい面も。インウィスパーズの復活に期待してみた。デビュー戦はかなりのインパクトで、2戦目若駒では1番人気。ややガックシの走りだったが、前走も相手はファンディーナ。放牧明けになるが、いきなりはいいと思う。　アンセム、フィアーノロマーノが強敵になる。あとはグラットシエルと絞りたい。
　最終。パスしようかと思ったが、考え直してヴィッセンから大穴狙い。前走は負けすぎだし、ここ3戦からは目が離れてしまう。でもここは展開に恵まれそうだし、再調整しての浜中。母方の気の悪さというか、集中力の欠如が出なければ、能力はこんな人気のない馬ではない筈。　人気のダノンレーザー、ワンダーアビルマンにガンコが有力。あとはロバスト、カフジナイサー、ロイヤルパンプ、メイショウバッハ、フィエルテ。まあヴィッセンが来るなら何点買っても(笑)。3連もあるしね。
　GWか。あまり関係ないが、競輪のダービーも間もなく。6日間開催なので、一度突撃しようかと考えてはいるが。平原はキタサンプラックか。

天皇賞・枠順からどうなる?

　天皇賞の枠順。またもキタサンブラックの強運が云われているが、そもそも運は呼び込むもの。まあ超一流馬にとっては、枠順すら小さなことなのだろうが。
　今回はヤマカツライデンが逃げ宣言。なんと大外17番。枠からすると、ラブラドライト、キタサン、ファタモルガーナが一応出して行くか。タマモベストプレイ、アドマイヤデウスも隙あらばいい位置を取りたい筈。さらにノリのゴールドアクターに、好調和田のワンアンドオンリーも出方は読みにくいな。　ヤマカツが大外から押してでも行くとして、まあ総じてやや前掛かりという気はする。問題はキタサンがこの枠でアドバンテージと考えれば、逆転を狙う馬たちの意識だね。シャケトラ田辺、シュヴァルグラン福永、アルバート川田、そしてサトノダイヤモンド・ルメール。もしこれらが普段より一段、一歩前へとなった場合は、2週目3角から4角へかけて早くも熾烈な戦いになる可能性も。　要するにレースが激しく動いた際は、ディーマジェスティ、トーセンバジル、レインボーラインといった、前半極力脚を隠している馬たちの大逆転も考えられなくもないか。
　枠順決定を経て、すでにキタサンV当確という雰囲気になりつつあるが、誰もが推理を止めた時ほどコワイこともない。　やはり穴から行きたいね(笑)。
　

天皇賞・青葉賞、それぞれの意味と思惑。

追い切りも終って、いよいよ対決ムードだな。キタサンはほんと質実剛健というか、真面目な馬だよね。調子の変動もほとんどないし、折り合いつける従順さもある。　一方のサトノダイヤモンド。追い切りは半マイルだったけど、先週まででかなり仕上がっているという判断と思われる。まずこの2頭が馬券圏内から外れることは考え難い。因みに2頭の成績を合算すると、24戦して、16・3・4・1という数字になる。つまり馬券圏内確率は95.8%。様々な距離や展開を戦い抜いてのことだから、これはもう能力が違うとしか云いようがない。
　ただ第三の馬に関しては結構難しい。キタサンは自分のペースで行くけど、基本は前目という形。なればサトノもこれをマークするのは目に見えている。つまり普段よりは一段前での追走が有力だ。他の馬たちにしても、上りの脚がしっかりしている2強相手だけに、前々でレースをする流れも予想される。やはり表彰台の1角は差し追い込みというのが無難なところか。　シャケトラ、シュヴァルグラン、ディーマジェスティ、トーセンバジル、レインボーライン、アルバート…。あとゴールドアクターがノリだからね。どういった騎乗になるか興味深い。　
　青葉賞はアドミラブルに新星誕生の期待がかかる。正直今回エントリーしている他の馬では、ダービーで重い印を付けるのは厳しい感じ。アドミラブルは母系の血を反映していて、大きなフットワークとスタミナが持ち味。大物感という意味でも、皐月賞組に劣らない可能性を表現している。今年絶好調のミルコ。さすがに天皇賞は無理っぽいので、今週は青葉でアピールしたいところだね。私が以前POだったアプレザンレーヴに少し似た感じで、スケールの大きさは格別。アプレザンは青葉を圧勝して、ダービーも期待されたが、当日府中を襲った突然の豪雨で、レースは競泳になってしまった。誰よりも大きなフットワークのアプレザンには致命的なもの。それでも掲示板にはのって、仮に普通の馬場だったら、あの年のダービー馬はアプレザンだった可能性は充分にあった。話が逸れたが、アドミラブルもそれぐらいの期待を寄せていい馬だと思う。土曜はにわか雨か雷雨という予報もあるが、是非良馬場でやってほしいものだ。
　

ハービン丼で満腹? 腹ペコ?

　フローラS。なんとハービンジャー丼だった。皐月賞2着のペルシアンナイトといい、ちょいと好調か。　ただ開幕週ということもあって、もう一度やったら着順が結構変りそうな印象もあるね。モズカッチャンはこれで3連勝。ゲートに課題があった馬で、経験を積むごとにすべてが良化の方向へ向っている。ヤマカツグレースは番手戦に出て粘り込んだ。距離が延びてからむしろ持ち味を出してる感じかな。フローレスマジックは相変わらず追ってからが甘い。リスグラシューやアドマイヤミヤビに負けたレースもそうだが、勝ち切る雰囲気はないね。府中をずっと使って、オークスは距離の二四がプラスに出るならソコソコの戦いは出来そうだが。人気のホウオウパフューム。基本的にあのペースで開幕週だから厳しい形ではあったが、まさかこれほど負けるとは。オークス登録するのかな。　まあ総じてレベルは高くない。桜花賞組が主力になるね。
　マイラーズCもやはり開幕週の馬場がポイントになった感じ。サンライズメジャーが粘れることが何よりの証拠。イスラはほんとルメールと合っているね。プロディガルサンは川田でも御せなかった。レース後謝ってたみたいだね。あの感じだとダート走ったら大化けするかも(笑)。
　さて天皇賞。大勢は一騎打ち。今は3連馬券があるからいいよな。昔だったら味気ないところだ。第三の馬はシユヴァルか、シャケトラか、アルバートか、はたまたバジルか。
　青葉賞はこの程度のメンバーなら、当然期待はアドミラブルになる。前走はアドマイヤロブソンとの戦いだったが、私はアドミラブル◎だった。それくらい復帰戦の内容は圧巻だった。前走にしても、およそ強引な形で失速どころかパワーの違いを表現しただけだった。ここを普通に勝てば皐月賞組に五分の勝負ができそうに思う。　
　フローラが案外だったので、今週のスイートピーに目が向く。ウインシャトレーヌ、シーズララバイ、ディアドラ、ハナレイムーン、ヒストリア、ムーンザムーン。何が飛び出すか。未勝利を勝ったばかりのアンネリース、ブラックスピーチも勝ちっぷりは良かったので、即通用しても驚けない。
　GW突入での土日決戦。まあ注目度は高い。