今日のドン言

私の競馬ファイル。POGをはじめ競馬に関することを違和感感知カメラでとらえた世界です。他に社会問題、スポーツ、芸能etc

競馬騎手も格差社会だ

2007-12-31 | 競馬

ココリコ遠藤と千秋の離婚にまで「格差」という言葉が使われたように、世は正に「格差」のオンパレード。競馬界もご他聞にもれず、いろいろとあるよね。記憶に新しい有馬でのドリパス高田起用も、格差社会をブチ破る結果にはつながらなかった。 07年、100勝を超えた騎手は、実に9人もいる。武豊は前期終了時、岩田に大きく差をつけられていたが、秋競馬で一気に逆転して156勝でのリーディング。とはいえ岩田の145勝、安勝の136勝も凄い数字ではある。西高東低が叫ばれて久しいが、関東はなんと5人が100勝騎手だ。しかも首位後藤と5位蛯名の差が11勝だけ。レースの感覚でいえば、2馬身以内に5頭がなだれ込んだ雰囲気だね。 中舘は裏開催での勝星が多いので、後藤、田中勝、横山典、蛯名の4人が、東のビッグ4となる。6位の吉田隼人が73勝だから、完全な4強時代の形となる。 しかし、さらなる活性を求めるなら、吉田隼を始め、松岡、田中博、津村、石橋たちの中から、ビッグ4に食い込む者が出てきてほしいところか。 関西は前述の3人に迫るのは藤田と福永。特に藤田は今までフルに1年乗ることか少ないので、もしフル稼働できれば、西もビッグ4という位置づけが正しいのだと思う。 一方で高田に象徴されるように、1年間ゼロ勝の騎手が沢山いるというのも「社会」としては不自然。実力だから、の一言だけでは済まないような気もする。驚くのは、勝星ひとケタの騎手の方が過半数なのである。 競馬はあくまで馬が主役。騎手が馬を背負って走るわけでは断じてない。けれど、騎手に目をやり、騎手のせいにする方が、簡単というか、わかり易いというか、話のおさまりがいいのも仕方ないかな。ゴール前で、馬の名前より、騎手の名前を絶叫している人の方が多いよね。 「格差」 は是正される気配も、根拠もないまま、新しい年を迎える。  2007年、最後の日。                                     

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アリャマ記念で、年度代表は?

2007-12-23 | 競馬

グランプリ有馬記念は、アッと驚くマツリダゴッホ! さて困ったね。何がって? 年度代表馬ですよ。マツリダは今年G2を2つ勝っての有馬V。でも年度代表となれば、やはりG1が査定の対象だろう。天皇賞春秋制覇のサムソン。宝塚とJCのAムーン。数でいえば桜花、秋華、エ女王と3つ勝ってるスカーレット。ウォッカは牝馬でダービーというインパクトは大きいけれど、宝塚、有馬での負け方が悪すぎて脱落。メジャーもマイルの2つではね。スカーレットは有馬も準Vなので、可能性はあると思うけど、勝ったのはすべて牝馬限定なのがツライ。サムソンは秋3戦すべて1番人気で、結局1勝のみ。消去法じゃないけど、有馬前に引退したAムーンが有利になってきたかな。ムーンにはドバイでの活躍という付加材料もある。かつてエルコンドルパサーが、その年1度も日本で走らずに、年度代表になった??もあったけど、ムーンは宝塚とJCという特G1勝ちだけに、資格としても充分だろう。もし、ダーレー絡みでのマイナスイメージをいうなら、それこそ馬に罪はない。ムーンはいい馬だよ。一応決定ということで、お手を。

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2才馬、唇寒し

2007-12-17 | 競馬

 今年もオーラスとなった。2才馬は来年のクラシックへ向けて激しい戦いが繰り広げられている。ところが、この世代は悪魔に食いつくされそうなのだ。新馬戦開幕週に圧勝したポルトフィーノ。しかしその後は予定が狂いっぱなしで、結局6月の1戦のみで今年を終えてしまう。それ以上に衝撃的だったのは、世代のリーダーと目されていたアドマイヤテンカが、なんと死亡してしまう。正にいきなり悲運伝説だ! またアグネスエナジーも故障。新馬戦でトールポピー、キャプテントゥーレに勝ったアーネストリーもその後姿を見せず。 秋を迎えて府中で大楽勝した大物ダイワカンパニーまで離脱。12月は何事も決算というか、アピールの月である。中京2才Sの大本命と思われていたダイシンプランが直前回避。葉牡丹を楽勝して、ホープフルSでV3を狙っていたミステリアスライトは屈腱炎という話も。とにかく櫛の歯がドンドン欠けて行ってしまうのだ。勿論勝ち上がりのレースが設定されている以上、それなりに形は作られて行くのだが、質というか、中身の問題は当然情勢次第で上下する。今回は唇寒しという展開なのだ。桜花賞馬が決まり、皐月賞馬が決まれば、それで一応の満足感はあるのだが、実情はどの位魂が入っているか、ということだよね。今年の2才、かなり損失しているよ。ま、ラジオNIKKEI杯2才Sは注目したいけど。

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