まさか桜花賞前とはね。 ディソールに関しては当然血統面からの故障は隣り合わせ。 だけれど、桜花賞は勝って、オークスかダービーか、という論争になった後に、ひょっとして…という予感はあった。 まさか桜花賞前とはね。
ほんとに哀しいし、寂しい。 これだけのポテンシャルを持った馬は滅多にいない。 その姿からもスーパースターホースになる可能性が高かった。
それにしても呪われてしまったな。
2200を勝って、青葉賞からダービーを目論んだソルデマーヨが屈腱炎…、今年のレベルなら府中の2400まだ間に合うと思っていた大器エアジャクソンが、なんとデビュー直前に急死…、ビワハイジの血を汲むラロメリアは体質不良でデビュー出来ず…、そして歴史を変える筈だったレーヴディソールまでか一冠を前に骨折…。
もうすべてが終った。
とりあえず10日後に迫った桜花賞は、愛馬クロフネ産駒でレースぶりに面影を残すホエールキャプチャを応援しようか。
大震災でズタズタの心に、またもザックリと深い傷を負ってしまった。 この喪失感を埋めるものはあるのだろうか。
しばらくは…、そうしばらくは。
今週も重賞テンコ盛りで、出てくる馬の話題だけ挙げれば、春らしい感じにはなる。
スプリングSは私が上位に考えた3頭で決ったし、高松宮は現役馬で一番好きなサンカルロがマッハの切れを見せて、個人的には万々歳なのだが、やっぱりハシャげないよね。
桜花賞の登録馬。 まあいいメンバーなんじゃないの。 レーヴディソールが完璧すぎるので、なんとなく予想のテンションが上がらないだろうけど、ホエールキャプチャ、マルセリーナ、ダンスファンタジア、トレンドハンターあたりは、それなりのレベルにある馬と思う。
ホエールはファンタジーSで変テコなレースをしたが、ゴール前の脚は尋常じゃなかった。 普通に考えて勝っていた内容。 その後の阪神JF、クイーンCは充分能力を証明している。 この馬、とりあえずクラシックを目指すわけだが、行く行くはダート路線に転じて、とんでもない馬になる可能性があるよ。
マルセリーナは今となって、シンザン記念3着が光る。 なにせ1着レッドディヴィス、2着オルフェーヴルなんだからね。 桜花賞へ向けての調整が心配されたが、2週前追い切りも出来たし、これからピッチを上げて行くのだろう。
ダンスは2度に渡る凡走で、どうも評価が微妙になっているが、血統も含めての大物感は当然の存在。 どこまで立て直せるか、陣営のお手並み拝見かな。
そして初芝で凄い脚を披露したトレンドハンター。 これまた松田博なのだが、もしレーヴに予期せぬシーンがあった際は、マルセリーナ共々バックアップ勝利も充分可能か。
大本命のレーヴディソール。 たしかにチューリップはレースにも恵まれた。 前半馬群から離れて、馬がリラックスして走れたし、強い馬が楽なレースをしたのだから、圧勝は当然だったね。 とはいえ、一戦ごとに成長しているのも事実。 まあ1番枠とか入ると、ちょっと心配な気もするが、12日前に云うことでもないか。
とりあえず桜花賞は普通に勝ってもらって、府中での走りに一層の興味をつなげてほしい。
白い馬が全部白星。 ドバイに続いて明るい話題でね。
とにかくだ。 最近とにかくばっかりだな。 今日は注目のスプリングS。 今年の牡馬レベル云々はさておき、この世代としてはいいメンバーが揃った。
朝の時点では、オルフェーヴル、ベルシャザール、リベルタス、グランプリボス、リフトザウイングスと人気が続いている。 しかし案の定大激戦となっているね。
フルゲートの割には徹底先行もいないし、序列自体が微妙。 基本はややスローか。 ただスケジュールの変更や今の世情を考えると、思いも寄らぬ流れも考えられるが、それを推理するのは控えたい。
一応の予想としてはオルフェーヴル本命で行く。 たしかに折り合いは心配な面もあり、ここで自信持ってとまでは云えないが、気概みたいなものは一番感じる馬だ。
相手はステラロッサを抜擢。 前走の内容は微妙も、まだ上積みがあると思う。 人気がないからの狙い。 ベルシャザールとリベルタスは同じような評価で、恵まれれば当然勝機はあるか。 リフトはフルゲートでうまくレースができるかがポイント。 爆発力ならここでも上位で一発逆転も。 アドマイヤサガスが人気ないね。 勿論ここで上位とはいえないまでも、差は少ない筈。 デイリー杯の内容で穴の狙いもなくはない。 そしてグランプリボス。 千八は胸を張ってとはいかないまでも、こなすだけの背景はありそう。 新馬以来の岩田がどう乗るか注目だね。 △扱いは失礼なのかな。
今日は計画停電もなく、とりあえず競馬を見よう。 そう我々はその日暮らしなのだ。 節電はしているよ。
とにかくだ。 スプリングS、高松宮記念、毎日杯と重要なレースが行われる。
高松宮に関しては、今のスプリント路線の沈滞を象徴するような形で、G1だと云われれば、そうなのか…という程度だね。 私としてはただ単にサンカルロを応援するだけのレースになる。
土曜に開催のスプリングSはちょっと面白い。 勝ってもおかしくない馬が、私の目でも9頭いる。 気持としてはオルフェーヴルに期待したいが、ここはなんともいえないね。
毎日杯はさすがにメンバーがちょっと下がる。 それだけにトーセンレーヴに人気は集まりそうだ。 どうだろうね。 たしかに2戦2勝。 レースも上手い印象はあるけど、なんというか凄味みたいなのは今ひとつかなァという気も。 今回はフルゲートで厳しいレースが予想されるし、人気とのバランスからは本命には…。 スマートロビン、レッドデイヴィス、コティリオンあたりは当然チャンスあるけど、なにか新星の台頭も期待したいところ。
それにしても池江厩舎は盛りだくさんだ。 ダノンバラード、カフナが皐月賞を決めていて、トーセンレーヴ、オルフェーヴルを加えて4頭出しの目算だ。 フラワーCにはハブルバブルもいるしね。 行けェ~ってか。
とりあえず競馬は行われた。
そして皐月賞が府中で1週繰り延べの形で開催となった。 これは結構大きいね。 競馬場が違えば様相は変わるし、府中が開幕週という馬場の問題も出てくる。
ただ、総じて云えることは、いわゆるPOGで人気となるような、スターホースに有利になったと思う。 皐月賞はPOで指名されなかったような「地味」血統の馬が頑張ってしまうことも多く、中山のコース云々という歴史があるわけで、府中ならPOG人気ホースが額面通りに活躍できる傾きになったというわけだ。
なんにしても今週のスプリングSと毎日杯が注目となる。 今日の追い切りを経て、どういったエントリーになるか、地震禍の中で、こちらもザワザワとした日々となりそうだ。
今朝も余震とみられる揺れが続いている。 日本はどこへ行くんだろう。