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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

シャーロック 死を呼ぶ暗号 Part4

2013-07-27 12:00:26 | Sherlock
原題:The Blind Banker


続きです。

以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。



ディモック警部に経緯と闇の組織「ブラックロータス」の説明をしますが、「証拠は?」と言って取合いません。
シャーロックはヴァン・クーンとジャーナリストのルーキスの死体を確認しにバーツに連れていきます。

と、言っても公式の捜査ではないのでモリーにお願いすることにします。
「もう書類も出して完了してるの」と一応言ってはみますが恋するモリーちゃんは「髪型変えた?」などとシャーロックが
一言褒めただけでお願いを聞いてあげちゃいます。可愛いなー。


「足だけ見せて」
ふたりの踵にはしっかり組織の印がありました。

明確な証拠を見せられた警部は素直に「要求は?」と聞いちゃいます。
「二人が持ってた本すべて届けて」

フラットに戻ったシャーロックとジョン。
密輸された中国の骨董品がオークションで売られていることに気づきます。

その時、警察がふたりの本を持ってきました。
沢山の箱で次々積まれていくのを見てジョンはちょっとクラクラしている感じです。
運び終わって警部が「これ博物館にあった証拠だよ。君の字だろう?」とジョンに渡したのは、スーリンに解読してもらおうと
渡していた暗号の描かれた壁の写真でした。
そして「何か手伝うことある?」と神妙になってしまった警部に「邪魔だから帰って」と冷たいシャーロックでした。

暗号の基となった本、それはふたりが共通してもっていて尚且つ誰もが持っているそんなメジャーな本だと考えているシャーロックは、
膨大な量の本をジョンと1冊ずつ調べていきます。
そして気が付けば朝。ジョンには診療所での仕事がありますが、案の定診察中に眠っております。

フォローしてくれたサラ。「彼女と夜更かし?」などと言われ「あ、何か僕に気がある?」と思ったかどうかは
わかりませんが「今日僕ひまなんだ」と言いながらデートの約束をするジョンでした。

フラットに戻ると未だ本と格闘しているシャーロック。
「ちょっとリフレッシュしないとだから今日の夜は出かけよう」とシャーロックがお誘いすれば、
「僕、今日デートだから」とお断りするジョン。
「何?」とシャーロックが聞くと
「好きな人同士が一緒に出かける事だよ」ってちゃんと答えてあげるジョン。
そうしたら「それはまさに僕の提案だ」とシャーロックは言うし、
「違うよ。そう願うけど」とジョンも答えるし、いやいやいやいや、何言ってるの?この人たち。
と、思ったら最後のジョンのセリフは「At least I hope not... 」で、「そうじゃない事(友達同士じゃない事)を願うよ」って意味なんですね。
紛らわしいよー、字幕!っておかしいのは私ですか?

映画に行くんだと言うジョンに「オリジナリティないよ。これはどう?」と、切り抜き渡すシャーロック。
「一夜限りのサーカスだって」とおススメされますが「君に言われたくないよ!」って、デートって何?って聞く人に言われたくないよね。

でも結局サラを連れて行くジョン。そこは中国のサーカスでした。
シャーロックが予約したので受付で「ホームズで2名」と告げると3名で承っていますって言われるので、
いや、2名だよ。とジョンが言ってると後ろから「3名」と声がして振り向けばシャーロックがいました。

「一晩くらい解放しろ」と怒るジョン。
「これだよ、犯人はこの中にいるんだ。海外公演ならすぐにビザもおりるし。だからこの場所を調べる」とシャーロックが言いますが、
「頑張ってね。僕はサラといるから」と冷たいジョンに
「君の助けが必要だ」とシャーロックがお願いしても
「今夜はそれより大事なものがあるんだ」と聞いてくれません。
デートだもん、そりゃそうなんですが、「デート」もわからないシャーロックには通じないので
「どんな?」とか聞かれちゃいます。
「え?冗談だろ?」と言っても「何が大事なんだ?」と真顔で聞かれるし。
「今日はデートなんだよ。殺人犯を追うより・・・」と言葉を濁すも「何だ?」と詰め寄られるので
「サラをゲットしたいんだ!」と叫んだところにサラがきちゃって「やあ、準備はいい?」と、ごまかすジョンも大変だよね。
そんな苦労も知らずに「アホらしい」と心の中で言ったと思われるシャーロックはその場を離れます。

さて公演が始まりました。
ひとりの女性が装置に太い弓矢を仕掛け、羽を落とすと弓矢が的を目掛けて飛んでいく仕組みを披露し、
的にひとりの男を鎖で縛り、時間内に脱出しないと弓矢が刺さるというショーを披露していました。
引田天功みたいなものですね(笑)

観客がそのショーに注目している間にシャーロックは舞台裏に忍び込みます。

舞台では女性が挨拶をし、続けて天井から紐をつかって落ちてくる男のショーが始まります。
その名も「チャイニーズバードスパイダー(トリクイクモ)」でした。
それを観たシャーロックはこの男が「クモ男」だと確信します。そして黄色のスプレー缶も見つけました。

鏡に吹き付けて確認していると後ろから仮面をつけた男に襲われ乱闘になります。
舞台との仕切りはカーテンだったのでシャーロックが倒れた反動で舞台に飛び出し、気づいたジョンが助けようと
しますが、逆にやられそうになって結局サラがやっつけちゃいました。サラ最強でした。

無駄に長くてほんとにごめんなさい。
次で終わります。

4 コメント

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英語音声の字幕版で見てみました (黄梅)
2014-06-30 17:03:37
お邪魔します^^
何とか予約録画できたので、AXNミステリーのシャーロック祭り、S1-2一挙放送を見てみました。「死を呼ぶ暗号」は初めて全編通して字幕で見たので(今までは切れ切れにしか字幕では見ておらず、UK版DVDでのみ通しで見ていた)、やっと全体が理解できました。。。

今さらですが(笑)

このエピソードの、ディモック警部さん、なかなかいいキャラクターでしたね。またちょっと出てくれないかな、と思いつつ、人が増えすぎてもあれか・・マイクスタンフォードさんにハリーさんも見たいのに・・。余談ですがマイクさん、正典でファーストネームがなかった気がするので、BBCでついただけ嬉しかったです^^

JWブログのところからで恐縮ですが、ハリーさん、ジョンの誕生会に出席されたんですね?!ちょっと驚きです。お酒は、大丈夫、だったのかなー。

S1E1の字幕をチェックしたら、やはり事件のケースとスーツケースのケースでかけてあったようで、ご丁寧に字幕でもそこを強調してありました(「事件」に「ケース」とフリガナ有)。しかし、メディア関係とはいえ、あんなにピンク尽くしの人、本当にいるのか?目撃証言だらけにならないか?とかちょっと不思議でした。

レストレードさん達が221Bに踏み込んだ時、既にSH麻薬疑惑におわされてましたね。レストレードが薬物が出るかも、と言って、JWが全否定したら、SH本人が微妙な反応見せたりして。今まで見過ごしていたように思うので、伏線が細かいなと感心しました。

E2「the blind Banker」は、東方の財宝やプチ組織ということで「四つの署名」っぽい印象がありましたが、改めて見てみたら、むしろ「恐怖の谷」の要素のほうが多いですね!刺青とか、暗号とか・・・。「蘇州文字」がずっとわからなくて気になっていたら、「蘇州号瑪」という名前で日本語ウィキに載っていたので、拍子抜けしました(笑)今までの中国語体験で見た事がなかったので、かなり調べたつもりが、すごい簡単なところにあってがっくりしましたー。南方の、それも商売暗号のようなものらしく、道理で今までみたことがなかったなあと思いました(長々とすみません。私の中国語理解は北方ベースなので、蘇州とか、疎いもので・・)。

フランケンシュタインの記事、ご教示ありがとうございました!さすが英国屈指の劇場、ガード堅いですね(笑)これから拝見します。本当にいつもありがとうございます。

スーリンが明の骨董専門みたいでしたが、正典で明といえば「高名な依頼人」でかわいそうなJWが明のにわか骨董収集家にばけて囮になったことが印象的なので、SHと勘違いされ拉致されたBBCのジョンが重なって見て、気の毒でした。サラはもっと気の毒・・・。そうそう、その時の明の陶磁器問答で、聖武天皇の話とかも出てきますよ。ドイルさん博識、なんて思いながら読んだものです。

ご存知でしたらすみません><
Re.英語音声の字幕版で見てみました (dico360)
2014-06-30 23:48:59
黄梅さん
あら、ひと足早いシャーロック祭りですね^^

ハリ-とマイクさん、ジョンブログでそう書いてありましたよ。
ハドソンさんやグレッグも参加したそうです。

ピンク尽くし、確かに(笑)
欧州はかなりカラフルだからあまり目立たないのかもしれないですね。
ケース、そうでしたか(記憶力が・・・)またS1E1観たら確認してみますね^^

グレッグさんのあの場面、好きですよー。
一生懸命、潔白を訴えるジョンに「ヤバいからー」と目で訴えるシャーロックですよね。
S1はベネディクトもかなり細身ですごくSHらしいなーと。

蘇州文字、黄梅さんはその道のプロですからねー、気になりますよね。
でも中国は広すぎて、言葉も地方によって違うし難しいですね。
あの時のジョンの拉致は正典の囮ネタだったんですね。なるほど!
サラは個人的にはかなり好きだったのでS1で終わったのは残念だったけど、
1~2話のみの登場だから良いのかも。アドラーさんも。
聖武天皇の話が出るとは!スゴイですね。日本史も一時嵌りましたよ。

フランケン、かなり宗教色も強いので本物を観てほしかったですね。
私のフランケンの記事は長いので(いつもですが・・・)お時間のある時にでも見てやってください。
ベネさん細身ですね (黄梅)
2014-07-01 08:05:38
>かなり宗教色も強いので本物を観てほしかったですね

そうなんですね!フランケンものといえば、好きなエルザランチェスター目当てに「フランケンシュタインの花嫁」を見てすごくつまらなかった記憶が・・・(古くてすみません)。レトロ映画好きなので余計にそう思うのかもしれませんが、英国ホラー映画や舞台はなかなか美しくまとまっていて好きです^^

日本史、すごいですね!私は、どうだろう・・・。一般的な知識は、ある、と思いたいです・・・。明治以降なら専門なので何とか(苦しい)。あと、逆に古墳-奈良時代が好きです(笑)平安になるとあまり興味が薄くなるという・・。

聖武天皇の話は正倉院の骨董(?)についてでした。確かに千年以上保管されているんですから、すごいですよね。シャン将軍たちの組織も、文化大革命でかすめ取られた骨董を・・というのがリアルすぎて、見ながらアイタタタと思いました(実際、混乱期に歴史的建造物は破壊されるし骨董は行方不明になるしで、文革の傷は大きいっす)。

>ケース、そうでしたか(記憶力が・・・)
>潔白を訴えるジョンに

いえいえ、お気になさらないでくださいね。英語力の拙い私が、珍しく気づけて浮かれて騒いでるだけ(笑)なので。字幕で証明された!ってすごく嬉しかったんですよー。

潔白を訴えるジョン、意外にいいやつ?それにもう信頼関係が?と見ていて意外でした。そういえば、E2で銀行のセバスチャンにSH「友達だ」JW[同僚」と即で返すところなんか、かえって仲が深まったのかも、と思いました。また友達ともつかない関係で、どうでもよかったら、「友達」と言われても適当に合わせそうに感じて。BBCのジョンだと。個人的感想ですが。

>S1はベネディクトもかなり細身で
>登場だから良いのかも。アドラーさんも

S2のバッキンガムで、ベネさんめちゃくちゃマッチョでびっくりしたんですが、S1の頃は細身だったんですか。S3で入院シーンの時も、結構ガタイが良くて、正典の「武術にたけ」ているところはそれっぽいけど、「かなりやせていて実際以上に背が高く見える」とは違う設定なんだな、と思った記憶があります。

役作りか何かで鍛えたとか・・・
確かスタートレックの最初の方でも、結構細身だったような印象は持っていました。なのでバッキンガムで余計にびっくりという(笑)

アドラーさんもサラも1回だからいいんですよね。それは同感です。アドラーさんが出てくるパスティーシュはそれらしくていいなと思いつつ、やっぱり何回も見ると興ざめかなと(笑)SHとの間に子どもがいたりとか、あまり頭の回転が良くないので、派手な設定にはついていく自信がありません><

余談ですが、「ボール箱」という作品、短編の中ではおすすめしたくてちょっと書いてみました。スキャンダラスな噂で単行本に収録されたりされなかったりしますが、現在では何という事はない内容です。ちょっとグロイのだけ、大丈夫なら、という感じですが・・。捜査中のイラスト、SH、JW、レストレードさんの3人が並んでベンチに座り証拠物件を調べているのがお気に入りです。並ぶとかわいい(笑)

冒頭、JWが静かに椅子に座って物思いにふけり、戦争について考えるシーンがあるんですが、その時のSHの推理がまた秀逸で。二人のツーカーぶりがうかがえる大好きな部分です。SHのJWへの信頼がにじみでていますよー^^

語られざる事件に、「毎回食事後に夫が妻に入れ歯をぶつけて喧嘩になる」事件というのが記載あるんですが、個人的にいつかBBCに出てくるか(あるいは出ているか)気になります。離婚できないにしても、別居すればとか、なぜ毎回一緒に食事するんだろうとか、もしくは別にしていても夫は毎回妻のところに来てぶつけるんだろうか・・・。「ニセ洗濯屋事件」とか、名前と概観だけで気になりする事件です。もっと犯罪っぽいと、普通に想像つくんですけどね。バチカンカメオ事件とか、なんちゃら殺人事件とか。
Re.ベネさん細身ですね (dico360)
2014-07-02 00:01:22
黄梅さん
フランケンは宗教の部分の訳が特に難しかったですね。
失楽園の一説が出てくるのですがどうにも訳せなくて、和訳を探したんですが、
し和訳も日本語しか書かれていないから英文が失楽園のどの部分なのかがわからないし、
結局そこは英文のまま載せちゃいました(苦笑)

日本史と言えるかどうかわかりませんが特に古事記は好きでしたね。

死を呼ぶ暗号、セバスチャンの場面のシャーロックのちょっと不安げな、悲しげな表情にかなり萌え転がりましたよ~。
ジョンはここでは「同僚」と言っていますが何なんでしょうね。
S2では確かに友達になっていますが、お前同僚のために人殺すのかと(笑)
すみません、ちょっと変なテンションになってます、今・・・

ベネさんのS1細見、S2マッチョには理由があって、
S1の撮影前に「僕が星になるまえに」という映画の撮影があって、
ガンに冒されていて余命ちょっとしかない役だったので痩せてたんですよね。
しかも、クスリの影響で髪の毛は抜けるはず!とボーズにしようとしたらしいですが、
シャーロックの撮影が控えていたため断念したとか(笑)
それでS2の頃はスタートレックの撮影のためにかなりマッチョにして、サイズも2サイズUPしたらしいですよ。
でもスタートレックは衣装のせいか、あまりマッチョに感じませんでしたが、
その後の短編映画でTシャツ一枚になったときはものすごくマッチョでしたよ(笑)

「ボール箱」ありがとうございます!覚えておきます~。
並んで座ってるの、かわいいですね。



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