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シャーロック ベルグレービアの醜聞 -S1E1- その7

2013-11-16 10:19:24 | Sherlock
原題:A Scandal in Belgravia


その6の続きです。

以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。


セント・バーソロミュー病院。
シャーロックとマイクロフトがアドラーさんの死体を確かめに来ました。

「顔が潰されているから確認が難しいかも」
モリーが言うとシャーロックは「身体を見せて」と言いモリーがシーツをめくるとざっと検分し
「彼女だ」と言うとモルグから立ち去ります。

「身体をみてわかるなんて」ショックを受けるモリーちゃんでした。

「1本だけ」
マイクロフトがシャーロックに煙草を差し出します。

「何で?」
「クリスマスだからな」
禁煙中のシャーロックでしたが吸っちゃいます。
「なぜ死んだとわかった?」
「命がかかっている携帯を手放したから」
「その携帯は今どこに?」マイクロフトの問いにシャーロックは答えず、別の部屋にいる家族を見ながら
「見ろよ、家族で思いあってる。僕たちには何か問題が?」と言います。

「あらゆる命は終わりあらゆる心は傷つく。思いやりは有益ではないよ、シャーロック」
マイクロフトの言葉にシャーロックは煙草に「低タールだ」と文句を言いながら、
「メリークリスマス、マクロフト」と立ち去ります。

「And Happy new year」

このエピソードが好きな理由のひとつがこの兄弟のシーンが多いからなんです。
会話は殺伐としてますが(笑)
なかなかふたりだけのシーン、ないですよね。

マイクロフトはシャーロックが立ち去るのを確認しながら携帯電話を手にします。
相手はジョンでした。
煙草吸ったよ、マズイな。部屋を探したけど薬は出てこなかった。などハドソンさんも含め
みんなシャーロックを心配しています。

弟の行動は読めないから今夜は見張ってて、とジョンに命令、いえお願いするマイクロフト。
何だかんだとマイクロフトもお兄ちゃんです。

困ったのはジョンでした。
彼女は来ているし、クリスマスの夜だし、見張れと言われても。
「ごめん」謝るジョンに彼女が言います。
「あなたは評判と違って良い彼氏だわ。シャーロック・ホームズにとってはね」
怒って帰ろうとする彼女に「君のためにも何でもする。今度犬の散歩もするよ」とフォローするジョンですが、
「私は犬なんか飼ってないわ」
最低です、ジョン(笑)しかし「評判」て?どこの評判?


翌朝。
バイオリンを奏でながら作曲をしているシャーロック。
ハドソンさんの作った朝食にも手をつけていません。

「何を考えてる?」ジョンが聞くとシャーロックは突然、
「ブログのカウンターは1895のままだ。ハッキングのメッセージかも」
そう言うとアドラーさんの携帯のパスワードに「1985」と入力します。

エラーになりました。あと3回間違えると無効になってしまいます。
このアドラーさんの携帯の画面。
「I AM □□□□ LOCKED」□のなかの4ケタに数字か文字を入れるとロックが解除されるのですが、
この画面を待受けに使っている方多いでしょうね。実は私もです。

外出しようとジョンが外に出ると女性が話しかけてきます。
「大みそかの予定は?」そう聞かれ「何もないよ」と答えるジョン。初対面なのに(笑)

そこに黒いジャガーがジョンの前に止まったのでがっかり。
「マイクロフトは何でこんなに手間をかけるんだ」

ジョンを乗せたジャガーは工場のような建物の中で止まります。

「シャーロックは食事もしないで悲しい曲を作ってる。」近況を叫びながら中に入っていくと、
待っていたのはマイクロフトではなくアイリーン・アドラーでした。

「Hi,ドクターワトソン」
ジョンは驚きながらも冷静に対応します。
「彼に言えよ」
「言ったら追ってくるわ」
「僕が追うぞ」

死体やDNA鑑定の偽装は顧客のおかげ、姿を消したかった、と説明するアドラーさんに
「じゃあ、何で僕に会うんだ」
「携帯を取り戻したいの」
ジョンは怒ります。
「生きていると彼に言えよ。僕は力は貸さない」

「できない。何て言えばいいの?」アドラーさんが言うとジョンはとうとうブチきれます。
「メールではいつも何て言ってるんだ?」 そこ?そこなの?ジョン(笑)
アドラーさんはメールを打ちながら
「夕食を一緒にどう?お腹はすいてないけど」とジョンの顔を見れば
「そうやってシャーロック・ホームズといちゃついていたのか」と更に激昂。やっぱりそこに怒ってるの?ジョンは。
「返信はないのよ」
「彼はすべてにオチをつける。決定的な一言を言ってしまうんだ」
「じゃ、私は特別?妬いてるの?」
「僕たちはカップルでは」とジョンが否定しようとするとアドラーさんはきっぱり。
「カップルよ」
そして「私は生きてる。夕食を」とメールを送ったわと言いました。
「シャーロックは知らないけど僕はゲイじゃない」とジョンが言えば「そう?私はゲイよ」とまたもきっぱり。
そして「私たちは彼に・・・」と言いかけたときアドラーさんのセクシーボイスが聴こえてきました。

シャーロックが近くにいました。

追いかけようとするジョンにアドラーさんが制止します。

「私なら追いかけないでおくけど、どう?」
ジョンは無言のまま立ち止まります。


ジョンの言い分を要約すると、
「シャーロックはヴァージンだから遊ばないでくれ」という事なんでしょうけど、もちろんジェラシーもあるんでしょうね。
今まで自分だけが特別だったのに、という独占欲のような感情でしょうか。
アドラーさんはいろいろと見抜いている感じもいいです。
この二人の会話はいろいろと面白いのでもっと見ていたいわ。

その8に続きます。

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