明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



先日ヤフオクで五百円で落札した5つの短冊掛けが届く。思いのほか風流な物であった。聖徳太子聖訓、神武天皇詔勅など余計な物まで入っていた。薄い板さえあれば、ぶきっちょな私でも作れるだろう。乱歩の短冊にふさわしい短冊掛けなどどうか。ここで某脳科学者の〝人間は頭に浮かんだ物を作るように出来ている〟がよぎる。この危険な仕組みを起動してはならない。 展示は7月であるから、チラシを作らなければならない。となると二体目の室生犀星を作っている場合ではなく、一体目を仕上げて撮影する方が先であろう。数年前に頭に浮かんだ本物の金魚が犀星の胸元をすり抜けるカット、美味しい物は後で、と思っていたがそうもいかなくなった。ペーパーをかけ、明日は着彩、眼鏡を制作しよう。 金魚娘を浴衣にしたのは兵児帯を金魚の尻尾に見立てようと思ったからだが、ネットで入手したものの、質感がまるで駄目であった。そこで富岡八幡宮の骨董市に出かける。しかし暑いばかりで収穫なし。

 

 

旧HP

 

『タウン深川』明日出来ること今日はせず 連載第14回〝青春の日の一撃〟

『石塚公昭 幻想写真展 生き続ける作家た18年7/25~9/2 リコーイメージングスクエア銀座ギャラリーA.W.Pyoutubeこ2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtube



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