明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



昨日の続き。本物の訳が無い、とずっと放って置いた乱歩の短冊が本物だとしたら、同時に入手した永井荷風と内田百間の短冊も本物である可能性が出て来た。失礼しました。ヤフオクに種類の違う五つの短冊掛けが五百円で出ていたので落札する。 一昨日撮影した金魚は、すでにうねるように室生犀星の胸元から出て来るカットと、犀星と見つめ合い接吻しようかと言う金魚が仕上がっている。私の事であるから当然、ただ撮ったままなんて事はない。金魚自体も作られた物であるから、かまう事はない。ただ変わった金魚にする必要はなく、無駄な模様を取り除き女の子らしく?尻尾を長くした。 それにしても、時おり頭をよぎる事ではあるが、黒い背景に金魚一匹。これで見つめ合う老人さえいなければさらに良いのではないか?いやいや、だったら自分の外側の既存の世界を撮る人に任せておけば良い。私も人間だもの、余計な事は考える。 これで、半身像一体でまかなえる二カット分の金魚は揃った。半身像を仕上げさっそく二カットを完成させる事も考えないではないが、快楽はより大きく長引かせたい。置いといて二体目の犀星の制作に入りたい。昔は良く言ったものである。〝慌てる乞⭕は貰いが少ない〟

旧HP

『タウン深川』明日出来ること今日はせず 連載第14回〝青春の日の一撃〟

『石塚公昭 幻想写真展 生き続ける作家た18年7/25~9/2 リコーイメージングスクエア銀座ギャラリーA.W.Pyoutubeこ2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtube



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