秋田の津谷裕貴先生が先日お亡くなりになりました。
ニュースで見られた方も多いかもしれませんが,知人で元離婚調停の相手方の男性に刺殺されたのことです。
津谷先生は,秋田県にいながら,日弁連の消費者問題対策委員会の委員長で,消費者被害弁護士の重鎮でした。
私が入っている全国先物被害研究会では,かつて代表までされた方で,古くは豊田商事の被害者の弁護団,つい最近でも精力的に被害回復のために尽力され,年2回ある全国大会でも必ずと言っていいほど発言をされていました。
同じ消費者被害,先物被害弁護士である私にとっては,直接お話したことはないですが,雲の上の存在で,目標とすべき大きな壁でした。
津谷先生は知る人ぞ知る大物弁護士であったと認識しております。
亡くなられた当日は,私は係争中の海外先物オプション業者の尋問があり,第一報を聞いたときは,その準備中でした。
しばらく信じられず,固まってしまいました。
津谷先生に見守って頂いたおかげかどうかはわかりませんが,その尋問自体は自分ではうまく行ったと自負する結果になり,被告らの嘘,いい加減さ,むちゃくちゃさが十分に出たように思います。
尋問の方法等は,津谷先生も含め,先人の知恵と経験を参考にしたもので,この結果をもって,少しくらいは津谷先生の魂の慰めにでもなればと思っています。
津谷先生のお通夜には,秋田県の全登録弁護士数を超える約100名の弁護士が集まったようです。葬儀やお通夜の前にも多くの弁護士が津谷先生のもとにかけつけたようで,それを考えると合計でどれほどの弁護士が秋田に行ったかわかりません。お葬式には,日弁連の宇都宮会長も行かれたようです。
津谷先生を失った損失が,業界にとって,いかに大きかったかがわかるように思えます。
秋田弁護士会会長が事件の直後声明を出されましたが,その中に,「津谷裕貴弁護士は、当会会長等の要職を歴任しただけでなく、消費者問題に熱心に取り組み日本弁護士連合会の消費者問題対策委員会委員長や秋田県消費生活審議会委員の職にあった。当会としても、津谷裕貴弁護士を失ったことは、痛恨の極みである。」とありました。
このフレーズ自体はとても短いものですが,私には,この文章の行間には,間近で津谷先生を見てきた弁護士の心から悲しんでる気持ちがたくさんこめられているような気がして,読んだだけで涙がこぼれそうになりました。
この事件は,警察の対応も含め,いろいろな点で「なぜ?!」という点が多い事件です。
(一番は「なぜ寄りによって津谷先生やねん?!」,次は「なぜ警察官は津谷先生を取り押さえたのか?!」,その次は「なぜ警察は法的責任はともかく道義的責任をすぐに認めて謝罪せず,マスコミを使うなどして法的責任がないことを言ったりしたのか?!」ということです。少なくとも,県警本部長以上の人に警察官が臨場しておきながら事件が起きたことについて,道義的に謝ってほしかったです。)
ただ,我々,消費者被害弁護士,先物被害弁護士からすれば,津谷先生が亡くなられたから,日本の消費者被害対策,先物被害対策が何年も遅れたと言われないように,ここで踏ん張ることが何よりの津谷先生への鎮魂でもあり,恩返しでもあるような気がします。
ご家族には到底及ばないし,津谷先生をよく知る弁護士の方々にも到底及ばないですが,つらいです。
心より冥福をお祈りします。
ニュースで見られた方も多いかもしれませんが,知人で元離婚調停の相手方の男性に刺殺されたのことです。
津谷先生は,秋田県にいながら,日弁連の消費者問題対策委員会の委員長で,消費者被害弁護士の重鎮でした。
私が入っている全国先物被害研究会では,かつて代表までされた方で,古くは豊田商事の被害者の弁護団,つい最近でも精力的に被害回復のために尽力され,年2回ある全国大会でも必ずと言っていいほど発言をされていました。
同じ消費者被害,先物被害弁護士である私にとっては,直接お話したことはないですが,雲の上の存在で,目標とすべき大きな壁でした。
津谷先生は知る人ぞ知る大物弁護士であったと認識しております。
亡くなられた当日は,私は係争中の海外先物オプション業者の尋問があり,第一報を聞いたときは,その準備中でした。
しばらく信じられず,固まってしまいました。
津谷先生に見守って頂いたおかげかどうかはわかりませんが,その尋問自体は自分ではうまく行ったと自負する結果になり,被告らの嘘,いい加減さ,むちゃくちゃさが十分に出たように思います。
尋問の方法等は,津谷先生も含め,先人の知恵と経験を参考にしたもので,この結果をもって,少しくらいは津谷先生の魂の慰めにでもなればと思っています。
津谷先生のお通夜には,秋田県の全登録弁護士数を超える約100名の弁護士が集まったようです。葬儀やお通夜の前にも多くの弁護士が津谷先生のもとにかけつけたようで,それを考えると合計でどれほどの弁護士が秋田に行ったかわかりません。お葬式には,日弁連の宇都宮会長も行かれたようです。
津谷先生を失った損失が,業界にとって,いかに大きかったかがわかるように思えます。
秋田弁護士会会長が事件の直後声明を出されましたが,その中に,「津谷裕貴弁護士は、当会会長等の要職を歴任しただけでなく、消費者問題に熱心に取り組み日本弁護士連合会の消費者問題対策委員会委員長や秋田県消費生活審議会委員の職にあった。当会としても、津谷裕貴弁護士を失ったことは、痛恨の極みである。」とありました。
このフレーズ自体はとても短いものですが,私には,この文章の行間には,間近で津谷先生を見てきた弁護士の心から悲しんでる気持ちがたくさんこめられているような気がして,読んだだけで涙がこぼれそうになりました。
この事件は,警察の対応も含め,いろいろな点で「なぜ?!」という点が多い事件です。
(一番は「なぜ寄りによって津谷先生やねん?!」,次は「なぜ警察官は津谷先生を取り押さえたのか?!」,その次は「なぜ警察は法的責任はともかく道義的責任をすぐに認めて謝罪せず,マスコミを使うなどして法的責任がないことを言ったりしたのか?!」ということです。少なくとも,県警本部長以上の人に警察官が臨場しておきながら事件が起きたことについて,道義的に謝ってほしかったです。)
ただ,我々,消費者被害弁護士,先物被害弁護士からすれば,津谷先生が亡くなられたから,日本の消費者被害対策,先物被害対策が何年も遅れたと言われないように,ここで踏ん張ることが何よりの津谷先生への鎮魂でもあり,恩返しでもあるような気がします。
ご家族には到底及ばないし,津谷先生をよく知る弁護士の方々にも到底及ばないですが,つらいです。
心より冥福をお祈りします。
顔には出さないけど,なんかね。
秋田にもすっ飛んで行ってましたし。
そんな有志の方々が被害者をさらに救済することは確かに遺志をついでいくことになるんでしょうね。
NOBIさんも頑張って下さい。
遠くから応援してますよ。
動揺もかなり酷かったのか,当日の午前中からお昼にかけて,かなり笑えないギャクを無理して言っていたように思います。
(いつもより笑えないものです。師匠のどんなダジャレでも笑ったり,突っ込んだりして拾っていた私でも,さすがにドン引きするような内容でした。)
逆にそういう面を気安く見せていただけたのは,不詳の弟子としては,人間的に信頼されているのかなとうれしく思いました。
僕の力は微力ですが,他の先生方とともに,消費者被害の救済・撲滅という遺志をついで行きたいと思います。
ああ,分かる気がしますね。
NOBIも少なからず,ショックだったから,2人してローテンションで盛り上がろうとして空気がどよんとしたんでしょう。
でも,すぐ立ち直るというか,気持ちを切り替えられるのも,お二人の子弟の共通の部分ですから,今後も共闘体制して下さい。
でも,弁護士は漢字はちゃんと書かないと。
不詳ではなくて不肖でしょう!