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マチ弁が暇なときに,情報提供等行います。(兵庫県川西市の弁護士井上伸のブログです。)

後期修習における裁判官,検察官,弁護士の就職の手続

2006年10月02日 | ⑦法曹就職情報
現在過渡期にあり今後どうなるかは全くわからないので,今後の参考になるかどうかわかりませんが,我々59期の就職についての後期修習中の手続について紹介します。

6月末に実務修習を終え,和光の司法研修所に戻りましたが,後期始まってすぐに進路についてのアンケートを書かされました。

そして,7月に入るか入らないかくらいのほぼ同時期に,全員に,裁判官任官のための申込手続に関する書面と検察官任官のための申込み手続に関する書面がそれぞれ配布されました。
申込み期限も,ほぼ同時期のだいたい7月20日前後でした(微妙に期限はずれてました)。
さらに,二回試験後発表直前に,裁判官と検察官はそれぞれ最終面接をしました。
これらを無事肩たたきさんれることなくクリアでき,二回試験に合格すれば,やっと内定がもらえることになります。
内定は,検察官は二回試験合格発表当日夕方に出ました(発表直後)。裁判官の内定は修習終了後おそらく10月5日くらいに出ます。
なお,裁判官は,二回試験の成績によっては肩たたきをされ(上位3分の1とか4分の1以上という噂),志望を撤回しないと任官拒否されることがあるそうです。

弁護士登録手続については7月すぎに,日弁連の登録手続案内及び用紙等の入った封筒が研修所に置かれますので,希望者が取りに行くことになります。
地方の弁護士会への登録については,弁護士会によっては,司法研修所に案内等の入った封筒を送付してくれそれを各自が取ったり,自分で弁護士会に取り寄せたりと,各地方によって異なります。
申込み期限も,弁護士会によって異なりますが,多くは7月の下旬から末で,中には8月末というところもあるようです。
日弁連の登録申込み関係書類は,各弁護士会への申込みと一緒に各弁護士会に提出します。
日弁連の登録諸費用は合計9万円で,各弁護士会への登録諸費用は各弁護士会によって異なりますが数万円から数十万円とかなり幅があります。
それぞれの諸費用の支払いは,各弁護士会への申込みと同時のところが多いので,お金を貯めておかないといきなり借金をしてしまうことになります。
戸籍など各行政機関からもらう証明書類等が必要なので,ちんたらしていると申込み期限に遅れてしまうおそれがあるので注意が必要です。

手書きで記載しなればなりませんが,大事な書面なので,なるべく丁寧に記載したいものですね。

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