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オンリー・ユー

2014年11月19日 23時40分47秒 | 洋画1994年

 ◇オンリー・ユー(1994年 アメリカ 108分)

 原題 Only You

 staff 監督/ノーマン・ジュイソン 脚本/ダイアン・ドレイク 製作/ノーマン・ジュイソン、ケアリー・ウッズ、ロバート・N・フライド、チャールズ・B・マルヴェヒル 撮影/スヴェン・ニクヴィスト 美術/ルチアーナ・アリジ 衣装デザイン/ミレーナ・カノネロ 音楽/レイチェル・ポートマン 主題曲/ルイ・アームストロング『オンリー・ユー』 挿入曲/マイケル・ボルトン『Once in a Lifetime』

 cast マリサ・トメイ ロバート・ダウニー・Jr ボニー・ハント

 

 ◇デイモン・ブラッドリー

 役者というのはたいしたものだとおもわせるのは、この主演のふたり、マリサ・トメイとロバート・ダウニー・Jrは1980年代の後半、つきあっていたらしい。となると、別れてすぐの頃か、それとも別れるあたりかはよくわからないけれど、この作品の撮影があったことになる。出演するのが嫌だったかどうかはさておき、よくもまあノーマン・ジュイソンがキャスティングしたものだ。

 とはいえ、この映画が撮られたとき、ふたりはそろって低迷している頃で、実をいえばこの映画だって封切られたときの記憶はまるでない。マリサ・トメイは『いとこのビニー』で衝撃的なかわいさを披露したけど、それから10年間くらいはまるで記憶がない。ロバート・ダウニー・Jrも似たようなもので、なんだか、このふたりの経歴はよく似てる。だからといって、運命的ななにかがあるんじゃないかとまでおもったりするわけでもないけどね。

 まあ、それにしても、ジプシー占いで聞かされる運命の人の名前デイモン・ブラッドリーだけれども、いかにもありそうな、それでいて印象の強い名前なのはどういうことなんだろね。まあ、そう感じるのはぼくだけなのかもしれないんだけど、ずっと前にこの映画を観た後、中身はすっかり忘れてたんだけど、デイモン・ブラッドリーっていう名前だけはしっかりおぼえてた。

 なんだか、マリサ・トメイみたいな話だけど、ぼくにとってはものすごく印象が強かったっていうか、語感がよかったのかもしれない。だって「デイモン・ブラッドリーっていう名前が頭の片隅にあるんだけど、これってどんな人間だっけ?」みたいに、実在していたかあるいは実在しているかする人間の名前だっておもってたんだから、いやすごい。

 ただおもうのは、イタリアってどうしてこうも恋物語の旅行先に選ばれるんだろね。『ローマの休日』の影響がいまだに残ってるのかな。ほんとにふしぎなんだけど、イタリアには人間を恋の虜にするなにか特別な空気でも漂ってるんだろうか?

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