◎推定無罪(1990年 アメリカ 127分)
原題/Presumed Innocent
監督/アラン・J・パクラ 音楽/ジョン・ウィリアムズ
出演/ハリソン・フォード ボニー・ベデリア グレタ・スカッキ ブライアン・デネヒー
◎不倫相手が殺された。
世の中、嫉妬ほど面倒かつ怖いものはない。
人は、嫉妬する。
事実に対して嫉妬するのはもちろんだけど、妄想で嫉妬することもたびたびある。
この妄想嫉妬ってやつがほんとに面倒で、いったん妄想したら、ほんとのことをどれだけ提示されようが、納得しない。こういう嫉妬は、おもいこみの激しい我儘な人間によくある。まったく困ったものなんだけど、とち狂った人間ほど始末に負えないものはない。
で、この映画なんだけど、相関図が厭ってほど凝縮してる。
裏のある人物が入り乱れるため冒頭が混乱し、ていうか、ぼくが個人的に戸惑い、関係を把握するまでにちょっとばかり時を要した。新事実が出るたびに、戸惑ってばかりだったんだけど、もしかしたら、ぼくはこの映画に向いてないんだろうかと。
とはいえ、最後のどんでん返しでようやく納得。
いや~まじ、上司も妻も嫉妬は怖い。
この作品が製作された頃は、まだDNA鑑定はできないのかな?