☆聖地には蜘蛛が巣を張る(عنکبوت مقدس)
イラン、マシュハド。聖地なのかな?冒頭、こうある。人は、避けたいものと出会うものだ。そのとおり。
いや、これは凄いそ。最初に登場した子供を残して朝まで商売に出る娼婦をおいかけてくから、あ〜彼女が危機におちいって証言しつつ、連続娼婦殺人事件を解明していくのかとおもいきや、あっさり廃墟のアパートで殺されちゃうとか、ありか?
主人公メフディ・バジェスタニはそのあと出てくるんだけど、化粧が濃いかどうかの差しかわからず、同一人物かとおもっちゃうじゃん。そしてその娼婦つまり蜘蛛殺しの取材にきた女性記者が主人公なのね。
予約してあるホテルで早くも女性差別を受けるんだけど、Gパンを履いてるのが体制への反感みたいな話なのね。
町を浄化してる奴を警官が捕まえるか?
妻は子供の「誰と戦ったの?」という質問に「誰とも戦ってない。街の腐った女たちを懲らしめたの。心配ないわ。神がかならず守っていてくださる。何もしてないんだもの」「どんな女たち?」「神よ、お許しを。不潔で性根が腐ってて何の価値もない女たち。街角で若者にクスリを売るような女たちよ。殺されて当然」とやりとりする。街の連中も同情する。肩を持つ。すごい展開だけど、だからといって殺人の罪は消せないわけで、いやまじ凄い映画だったなあ。