松島港から第2芭蕉丸という遊覧船に乗り塩釜港に向かいました。遊覧船には、カッパ海老せんを求めてウミネコの大群が近づいてきました。遠くからの見た目ではかわいい鳥だと思っていたのですが、近くで見ると獲物を狙うような鋭い目つきをしておりちょっと引きました。
島々が防波堤の役割をして、松島あたりの被害は浸水はしたものの最小限で済んだそうです。
塩釜港あたりも津波がきてかなりの被害が出たそうです。まりんげーと塩釜としおがま・みなと復興市場で買い物をした後、東北道を走って帰ってきました。
今回宮城を訪れて、テレビなどの報道を見ていて被害を受けているのは頭ではわかっていたつもりでしたが、やはり実際見ると想像を超える規模の津波被害でそんなに簡単に復興なんて言えたものではないと感じました。今後、小さいながらも何らかの支援に協力していきたいという気持ちになりました。
2日目。まず行ったのは石巻まちなか復興マルシェ。旧北上川沿いにあり、規模は小さいですが店が何軒か立ち並んでいました。この辺りは川を遡って津波が押し寄せかなりの被害が出た地域。
川の向こう岸には、石の森萬画館がありました。津波が1階の天井部まで押し寄せ被害を受けたが2012年11月再オープンしたそう。
13年前にバイクに乗ってこの近辺まで来たときに、何かの雑誌で紹介されていた海鮮料理のおいしい店「友福丸」に来たのですが定休日で食べられなかった悔しい思い出があります。その友福丸もやはり津波でやられていました。
友福丸は、近くの別の場所で仮説のトレーラーハウスで営業しているようで少し安心しました。
次に石巻市南浜町、門脇町に行きました。2年以上たち瓦礫はだいぶ片付けられていましたが、町が一瞬にして丸ごとなくなってしまい、そのまま時間が止まっているような感じがしました。
皆で献花台にお線香を上げました。津波が到達した高さのポールが建っており6.9mと考えれないような高さの大津波だったんだなあと実感しました。
最近はマスコミ報道の取り上げる回数も減り、地域外に住んでいる人は震災に関して記憶が薄れつつありますが、復興はまだまだこれから長い時間がかかることだとこの場所に来て現実を見て改めて思いました。去年よりは訪れる人が減っているようですが、被災地域に来て、商店街でコーヒー買ったり、ソフトクリーム買ったりするだけでも地元にお金が落ちるのでもっとたくさんの人が来てもらえれば良いなあと思いました。
6月19~20日にかけて、仕事で農家さん達を連れて宮城県方面に旅行に行ってきました。まず、最初の観光地として行ったのは旧有備館および庭園。有備館は伊達家の家臣子弟の学問所となっていた所で、庭園は伊達家四代村泰の時代に作られた回遊式池泉庭園だとのこと。残念ながら、東日本大震災で建物が倒壊して現在工事中でした。
観光した後、1日目の宿泊地である鳴子温泉方面に向かいました。読み方は「なるこ」ではなく「なるご」が正しいそうです。300の源泉があると言われる鳴子温泉郷はこけしで有名な所ですが周りには何もない田舎でした。
泊まったホテルは鳴子観光ホテル。料理がおししく温泉も美肌の湯と言われる乳白色の源泉掛け流しのお湯でちょっと熱かったですが非常に良い温泉でした。
今日仕事で群馬県上野村に行ってきました。昼ごはんを食べにおいしい鱒料理が食べられると教えてもらった鱒池という民宿に行きました。
いつも上野村に行く時は側を通っていたのですが、釣堀がある民宿だと思っていて昼ごはんが食べられるとは知りませんでした。
店に入ると、ご主人が今から食べる鱒を釣堀に取りに行き新鮮な鱒を料理してもらいました 。
カラっとした揚げられた鱒は、食べるとサクサクのホクホク。何とも言えない甘いたれが抜群においしく骨も尻尾もすべて食べられるやわらかさで鯛ではないかと思うような美味でした。今まで生きてきた中で自分の食べたおいしい食べ物ベスト3には入るだろうなあと思われるような衝撃的な味でした。
ご主人はあまり商売する気はないようでランチをやっている看板、のぼりなどもないため口コミで知る人ぞ知るといった店のようです。この味がもし、もう少し人の住んでいる地域で食べられるとしたらとんでもない繁盛店になるのだろうなあとは思ったのですが、関東一の上野村の清流の水で飼われている鱒だからこその味であり、やはりこの店でしか食べられないことに価値があるのでしょう。
次回から、上野村で昼ごはんを食べる時は必ずこの店に行きたいと思います。