千葉県の台風15号被害について

千葉県では台風15号の強風による建物の損壊と倒木被害、大規模な停電、断水など大変な被害が出ています。
自分の関わりのある千葉県の人達には台風が去ったあとすぐに電話したのですがほとんど人が繋がらない状態。
直接行くしかないということで少しづつ状況確認に回り出しました。

9月11日には千葉県多古町に行きました。多古町に入ると停電の影響で信号も付いていない、コンビニも閉まっていて自動販売機も動いていません。道の駅も閉まっていてトイレも断水で水が出ないので使えない状態でした。
多古町の人とは会えましたが、仕事場のビニールハウスも風の影響で曲がって建て替えないといけない状況で何と言っても水と電気がないので収穫した農作物が冷蔵庫がないため腐ってしまったりしてかなりの損害が出そうだとのこと。一番困るのは、お風呂にも入れない状況で普通の日常生活ができないということで疲労感が滲んでいました。
やらなくてはいけない仕事があったのでこの日は一旦栃木の戻りました。
9月12日栃木の仕事を終えた後、夕方再び千葉方面に向かいました。千葉の成田あたりまで行って宿泊しようと思ったのですが、異常に高い金額の部屋しか空いてなかったので断念し茨城県牛久市で泊まりました。何か持って行こうと思い、水を買って車に積みました。


9月13日 千葉県茂原市に向かいました。途中の成田市では空港には電気が来ているものの、周囲には電気が通っていない所も多いようでコンビニも閉まっており、信号の電気もついて所がたくさんあり、ガソリンスタンドも全然開いていませんでした。
茂原市の人と会えました。
9月12日のPM6時まで4日間停電していたそうで、仕事関係の被害も大変な損害になろそうだとのこと。夜もエアコンや扇風機が使えず暑くて寝られずどうしようもなかったそうです。後、テレビなどの情報が全く入らなかったことから自分達の地域だけが停電していると思っていたそうで12日にテレビが見られるようになって初めて千葉県全体が停電していること知ったと言っていました。

続いて木更津市、袖ヶ浦市に行きました。こちらの人の所では9月11日には電気が来たそうですが、13日の段階で電気が繋がっていない所もたくさんあると言っていました。
町を走っていると、屋根がやられている家がかなり多く見られました。



道の至る所に飛ばされてビニールハウス、コンテナ、物置きなどが転がっていました。



ほとんどの信号と踏切の電気もついていません。



インターを下りた所など重要な信号には電気が来ていて点灯はしていましたが、信号機自体が風で曲がってしまっていて青なのか赤なのかよくわからない状況でした。


南房総の被害が甚大で報道はそちらの方中心でこのあたりの報道はあまりありませんが、木更津市、袖ヶ浦市も屋根がないような家も結構ありかなりの被害を受けていることが実際行って初めてわかりました。
大きく被害を受けていた仕事の取引先の福祉施設に対した量ではありませんが水と途中で買ったパンとジュースを届けました。とりあえずは、自分のできる範囲のことを微力ながらもやっていこうと思います。