長野県の小布施町を訪れました。小布施は、江戸時代の浮世絵師葛飾北斎が晩年に逗留した場所。まずは、北斎館に行きました。
版画、浮世絵、漫画などが飾ってありました。北斎は死ぬ直前に、後5年生きられたら、本物の絵師になれたのにと言ったと言われていますが、人生を絵を書くことに捧げた生き方には感嘆!。今見ても江戸時代の人々の様子が、生き生きと伝わってくるような絵で間違いなく天才絵師だと思いました。
続いて、その北斎を庇護した豪商 高井鴻山の記念館に向かいました。
高井鴻山は、儒学、絵画、漢詩、国学、書など広く学び、英語、中国語、韓国語も学んでいた。幕府の倹約令により、錦絵の印刷や、販売が中止され製作活動を大きく制限された北斎にアトリエを提供し、自由に絵が書ける環境を与えたそう。時の将軍なんかよりも、人間的レベルの高い人だなあという印象を持ちました。