入社試験

私の勤めている会社では、筆記と面接の1次試験を通った人たちに1週間くらいアルバイトという形で来てもらい、希望の部署を中心に職場体験してもらって、それぞれの部署で一緒に働いた会社の人たちの総合的な意見を元に内定を出すという方式がとられています。ここしばらくいろいろな学校の大学生達の相手をする機会が多くなっており、自分自身が就職活動に必死になっていた7～8年前のことを思い出したりします。会社の側から見た場合、挨拶が元気で明るくてはきはきしている人、何か夢中になれる世界を持っている人(例えば部活で毎日練習しているような)、きちんと目的を持っていて客観的に自分を見れるような人がどんな会社でもそうだと思うのですが印象良く思われるようです。逆に、大学時代をなんとなくだらだらすごした人やアルバイトをただ漠然とやっていた人などは印象があまり良くないようです。私が思うに器用で世渡りのうまい人もいれば、不器用だけど誠実な人もいるわけで人の可能性なんて入社試験ごときで評価しろと言われても無理だ。私自身、最終面接まで行って、すごくいい印象だったのに不採用通知が来たりして世の中に自分の居場所はないんじゃないかと落ち込んだこともあったが、そんな自分でも雇ってくれる相性の良い会社があり何とか社会人を続けてこれた。職場体験を受けに来た人達の中で内定が出ない人もいるとは思うが、みんなそれぞれ良い部分がいっぱいあると思うのであまり落ち込まずに前向きに生きていってほしいと思う。