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狷介不羈の寄留者TNの日々、沈思黙考

多くの失敗と後悔から得た考え方・捉え方・共感を持つ私が、独り静かに黙想、祈り、悔い改め、常識に囚われず根拠を問う。

今にして残念なのは純粋な保守「次世代の党」との分裂、今後「ニッポン」の維新となれるのだろうか・・・ところで私は精神を堕落させる教育無償化とカジノ法は反対である

2017-11-29 05:41:51 | 日本政治・総合 2012~2017
 今回の第48回衆議院議員選挙の各党の公約において、日本維新の会だけはっきりと、「国際情勢の変化に対応し、国民の生命・財産を守る為」に憲法9条改正を明記していた。自民党でさえ連立を組む公明党阿って、また一般国民に少し迎合して1項・2項を変えない「9条に自衛隊明記」とするに留めていたにも関わらずである。
 以前から唱えている「身を切る改革」、「既得権益打破」等、そして与党・自民党に対しての「是々非々」の姿勢と、「保守」の立場を明確にして来られた。
 しかし今にして残念に思うのは、2014年に今までで最も「保守中道」らしかったと思える党、「次世代の党」と分裂した事である。そしてその後、みんなの党から分かれたリベラル系と言って良い結いの党と合流してしまった事である。その年の末の第47回衆議院議員選挙においては議席数はほぼ維持したものの、それで中途半端な理念・政策となり、結局その後、結いの党系の議員は民主党に合流し、議席数も大きく減らす失敗となった。当時の橋下徹・共同代表は、その事を「純化」と言って「保守化」してはっきり変えたが、それならば「次世代の党」の路線で進めておれば良かった訳である。後悔は後の祭りである。「日本」と言う看板には日本のナショナリズムの理念・政策が似合うが、「次世代の党」は正にそれを有していた。
 確かに選挙で議席を伸ばそうと考えるならば、ナショナリズム的なものよりもグローバリズム的なものを掲げた方が良いのかもしれない。当時の橋下共同代表も党勢拡大を考えてリベラル系の結いの党と合流したものと思われる。しかしその方針を知った事によって、「純粋な保守」であった議員の方々は「次世代の党」へ移って行かれた。「次世代の党」はその後、マスコミに洗脳されて平和ボケし、歴史認識も歪められている世間の一般国民に媚びる事無く、その純粋な保守としての理念・政策・主義・主張を行い、その年の末の衆議院選挙で惨敗された。しかし私は今にして思うのは、その惨敗は恥じるものでは無く、誇りに感じて良いものであると思うのである。却って自民党をはじめとして、愚民的な世間の一般国民に迎合して当選する議員が如何に多い事か。選挙は議員の就職活動であり、議員になる事は出世である。その出世や就職活動の為に、如何に偽善やパフォーマンス、嘘をつき、空気に迎合し、要領良くし、自分を失くしている者が世の中に多い事か。確かに将来に向けて内に大きな目標を抱えているならば、その段階・過程としてあえて折り合いを付ける形で、そういう態度に甘んじる事は世渡りの上で必要かもしれない。しかし精神面や道徳上での値打ちが有るのは、結果の良し悪しでは無く、その段階・過程と根本におけるイデオロギーや主義・主張、理念等を曲げずに行う事の方に有るものと思うのである。あえて負ける事を予想しながらもそれを行う、不遇に陥る事を恐れずにそれを行う事は価値が有り、その行為を誇りに持って良いものと思うのである。
 今回の衆議院選挙における選挙戦中、希望の党前民進党の議員の内、リベラル系を「排除」された。もし小池百合子党首(当時)が党勢拡大のみを考えていたならば、全部を受け入れても良かったはずである。しかし、保守系のみを受け入れて「純粋な保守」の党にする為に、政策協定書という踏み絵を踏んだ方々のみを受け入れられた。小池党首は前原誠司・民進党党首からの甘い唆し、誘惑に乗らなかったのである。小池党首はこの時においては、出世欲や権力欲という様な欲望に駆られる事無く、「保守」としての信念・信条を曲げずに貫かれた。選挙後、この「排除」の事をマスコミから負けた原因だ等と叩かれており、嘘をつく等して入党した前民進党の議員達もマスコミの論調に同乗して批判した。私はこの「排除」について、理念・政策が一致し、純粋な保守改革を主張し前に進めていく為には正しかったものと思う。そして、誘惑に乗らず、欲望に駆られる事無く「保守」を貫き通した小池都知事は、その事について誇りを持って良いものと思う。
 ところで、その選挙中の公約に掲げられていたものの内の一つとして教育無償化が有るが、私はこれには反対の考えである。財源・予算の問題も有るが、何よりも問題に感じるのは、学生の精神が堕落する事である。お金が無い、貧乏、おもちゃがない、遊び道具がない、自転車がない、部活の費用がない、塾や習い事に通えない、その他、格差は確かに有るものの、現在の大方の日本の国民の、少なくとも発展途上国と比べれば飽食傾向と言って良い世の中において、比較的不遇な状態の子供達や学生達は、その分、臥薪嘗胆し、苦労して忍耐強くなり、そしてハングリー精神を持ち、反骨精神を持つ様になり、反発・抵抗をすることが出来る様になって、気骨・気概の有る、精神的に強い人間に成長する事が出来る。決して従順に依存するような人間になるのでは無く、精神的に自立して自分に主体性を持つ人間へと、金銭的な不遇の状態はその様な可能性を生み出す為に良い事であると私は思う。苦労する事は決して不幸な事では無く、精神面が鍛えられる故に幸せな事であり、またその運命を与えて頂いた創造主である神に感謝すべきものなのである。義務教育も真面目に勉強していない学生が殆どである。殆どが、中学までの勉強を余りしていない。中学までの勉強さえ真面目にやれば社会で立派に通用すると言う考えから、中学までを義務教育にしているはずである。結局、高校以上に通学しようと考える学生達は、将来の就職の為の学歴と、その就職先に関する知識を得る為等が有るのだろうが、中学までにちゃんと勉強しなかったが故に、義務教育中に勉強しておくはずであったものを高校以降で補おうとしているとも言えると思う。義務教育までで十分に社会人として通用する。世の中には数多くの職人関係の仕事が存在する。職人関係の仕事は、手に職を付ければ同じ職種のどこの会社へ移っても、ある程度は潰しが効く。逆に幾ら高学歴で有名な大会社に勤めようとも、リストラでクビになっても融通が効かず、路頭に迷うばかりで、それに留まらず、ロクに不遇な状態を経験した事も無いので、自殺を考える事にもなってしまう。それに対して中卒で職人の見習いに入って下積みの経験を経た者は、精神的に強くなる。昔は多く居た「渡り職人」は、職場を転々としながら食いはぐれる事も無く、仕事以外の生活等でも、その鍛えられた強い精神を基に、どんな不遇に遭おうとも、潰しを効かせながら乗り越えて行く事が出来る教育とは、専門知識や学問を学ぶだけでは無く、精神性、哲学、生き方、道徳、宗教的なものを学ぶものであると私は思う。幼い、若い学生は未だまだ解らないのが当たり前で、将来に何に成りたいという考えを持っていない者が多い。親御さん達自身がロクに苦労をした事も無い者が多い。だから、本当に解った上で子供を導いている訳では無い。親御さん達自身が解らないので、子供に安易に学歴を取らそうとしているだけなのである。私にもし子供がいたならば、義務教育さえ勉強すれば良いと子供に言うだろう。高校以上は義務では無いので、勉強したくなければ行く必要は無い。みんなが行っているから、就職に有利になるからと、親御さん達は子供に行かせているだけである。それは、精神的に甘やかしているだけである。教育無償化も、結局は甘やかしである
 また、カジノ法である統合型リゾート推進法も、私は反対である。博打を売りにするのは、日本の品位を下げる日本には世界の中でも希で独特の、歴史、伝統、文化、自然景観が存在する。それらの品位の高いアイデンティティを活かす事で、世界が西欧化、グローバル化して退廃化傾向となる事に反する事で、逆に日本の古来からの品位や誇り、自尊心、愛国心が保たれるばかりでは無く、より際立って来るのではないだろうか。確かに財源、お金を生み出す仕組みは必要であるが、昔の「武士は食わねど高楊枝」にあった様に、商いを行う「町人」と異なり、決してお金には流されず、名誉、克己、清貧等と、その武士道精神にこそ誇りが存在したものであった。
 さて今後、日本維新の会はどうなるのか。今まで既に傘下組織である大阪維新の会は、地方政党として改革を進めて来られ、多くの実績を残して来られた。しかし国政に於いては党勢が縮小し、思うようにはいっていない様に感じる。昨年の参議院選挙で改憲派が2/3以上の議席を占める結果となったその前後、2015年と2016年の末には、安倍晋三首相と菅義偉官房長官、橋下徹・前代表、松井一郎・現代表との4者会談が行なわれた。今後の憲法改正に向けての協力と、自民党が連立を組む公明党への牽制の意味もあったと言われている。公明党は憲法改正の上で、特に9条改正において足を引っ張りかねない存在である。公明党は、外国人参政権や人権擁護法案の推進、靖国神社参拝批判をし、母体の創価学会が似非右翼とその裏の朝鮮と繋がりのある危険な組織である。希望の党という保守に純化したと思われる党と保守・改憲派の議員が増えた事によって、希望の党を含めてその公明党を牽制する事が出来、また「排除」出来る可能性も高まった様に思う。矛盾する者を抱えていても、邪魔をされ、政策実行も中途半端に成りやすい
 そして橋下前代表は今後、政界に戻るのであろうか。橋下氏は安倍首相との繋がりが有る様であるが、この間の内閣改造が行われる前には入閣も噂されていた。そして先日、党の代表選を巡ってのゴタゴタの中、橋下氏は「誰もやらないなら燃えるかもしれない」等と発言したらしい。聖書とユダヤ問題に詳しい宇野正美氏は、橋下氏が総理大臣になる可能性を指摘されている。実際、安倍首相の後には、自民党内に適当な者が存在しないと、保守系の有識者や評論家から言われている。宇野氏がその根拠とするのは、大阪府知事と大阪市長時代の実績とそれらから判断出来る能力の高さ、そして天性と言っても良いカリスマ性故も有るであろうが、それらに併せて古代ユダヤ人の血統であると捉えられているからであろう。橋下氏は被差別出身で、政界進出後も週刊朝日をはじめとしたマスコミ等から差別、バッシングを受けられていた。被差別の血統は天皇の血統と同じ、ユダヤのレビ族等の血統と同じなのである。その血統は創造主である神によって選ばれたものである為に、宇野氏はその血統について「高貴な血」と呼ばれている。カリスマ性も血統も、運命、宿命、天命である。人間がどうのこうのと考えても、どうにもならないものであり、科学的な証明も出来ないものである。正に、天が与えた才能、天才と言えるものである。

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  ・2012/12/19付:「大阪・近畿からの改革に期待が持てる今回の選挙結果と、維新の『勢い』の『根拠』」
  ・2013/06/02付:「慰安婦問題(1)・・・橋下徹大阪市長の日本外国特派員協会での講演は、(大筋で)正しいと私は見る。YouTubeノーカット版より。」
  ・2013/06/02付:「慰安婦問題(2)・・・多数のマスコミ・世間が同調する時の危険性、橋下徹大阪市長へのバッシングにおいて & 弁明する事の正しさ」
  ・2014/06/09付:「維新の会の分裂の要因は核兵器製造の可否か・・・現実路線からの脱却方法は結局これしかないのか」
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  ・2016/04/17付:「国民主権は国を滅ぼす・・・裁判員裁判、選挙権、民主主義、人権、個人主義、低俗な世論に動揺する国家」
  ・2016/12/12付:「カジノ法案、経済(お金)至上主義は精神を退廃・堕落させる・・・日本独自の歴史・伝統・文化・自然景観を売りとする観光が国の品位・誇り・自尊心を保つ」
  ・2017/02/06付:「教育無償化は精神の堕落腐敗を招く・・・苦学力行、蛍雪之功、臥薪嘗胆、ハングリー精神、反骨精神が精神を鍛える」
  ・2017/03/29付:「カジノは離俗した日本文化・芸術を破壊する・・・私は塵界の俗事の未体験を恥ずかしいとは全く思わない」

 参考・関連文献
  ・2016/02号 No.395・国際時事情報誌 エノク(著者:宇野正美氏、出版社:エノク出版):「最終戦争へのカウントダウン、イルミナティの『謀略』 ■驚天動地、橋下徹総理が登場する日」
  ・2017/09/30付・産経新聞:「維新、公約に『憲法9条改正』明記 浅田政調会長が大阪の党本部で会見」
  ・2017/10/14付・産経新聞:「【ニッポンの議論】教育無償化『学生全員対象には反対』×『希望者は進学を可能に』」
  ・2017/10/26付・産経新聞:「【衆院選】『小池さんの看板がなければお前ら落選』橋下徹氏、希望議員の代表追及を批判 旧民進系を『一度すがって、手の平返し』」
 


最終戦争へのカウントダウン,イルミナティの「謀略」 2016/02号 No.395・国際時事情報誌 エノク
  「最終戦争へのカウントダウン、イルミナティの『謀略』 
    ■驚天動地、橋下徹総理が登場する日」

      (著者:宇野正美氏、出版社:エノク出版)

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