狷介不羈の寄留者TNの日々、沈思黙考

多くの失敗と後悔から得た考え方・捉え方・共感を持つ私が、独り静かに黙想、祈り、悔い改め、常識に囚われず根拠を問う。

衆議院選挙、安倍首相・保守・国民の勝利と、マスコミ・左翼・リベラルの敗北

2017-11-29 07:15:09 | 日本政治・総合 2012~2017
 「ブームからは決して希望は生まれない」、「残念ながら日本の未来を作るのは(新党)ブームではできない」、「ブームが起こって私たちは政権を失った。しかし、そこから生まれたのは混乱と経済の低迷だ」。9月末の衆議院解散後の選挙戦最初と自民党内会議に於いて、安倍晋三首相は「ブーム!」、「ブーム!」、「ブーム!」と、立て続けに「ブーム!」を連発されたそうである。勝てる見込みが有ったからこそあえて解散に踏み切られたのであろうが、いざ解散すると、先の都議選で惨敗した相手の小池百合子・東京都知事が新党を立ち上げ、おまけに民進党との合流が起きそうになった。また、都議選最後の演説時の様な選挙妨害が起こる可能性も有った為、憲法改正発議に必要な2/3議席を割らないかどうか等と、多少不安に思っていたものと思われる。
 安倍首相の街頭演説時には、都議選時と同様に「やめろ」等とアンチコールやブーイング、批判が有ったそうだが、「選挙妨害やめろ」、「うるさい」等と、純粋に演説を聞きに来ていた聴衆や、安倍首相や自民党の支持者から抑えられ、反撃されていた。また安倍首相の演説する背後には、スタッフか一般聴衆かは分からないが、「テレ朝、TBS、偏向報道は犯罪だよ」等とのプラカードを掲げて、テレビカメラに自然と映る様にしていたのは、マスコミに対しての反撃一般聴衆への啓蒙の意味から、良いアイデアであると思った。そして、選挙戦最終日の東京1区・秋葉原での演説時の模様はインターネットにアップされているもので知る事が出来たが、地上波テレビの様な1部分・1方向のみをカットして流すのでは無く、360°、全方向・全周を映しており、日の丸の国旗や安倍首相を支持する横断幕、そしてマスコミの偏向報道を批判するプラカードが多く掲げられ、安倍首相を応援する大勢の聴衆からは「安倍晋三」コールも上がり、安倍首相も「熱気がすごかった」と言われたのが解る程、解散前散々マスコミから叩かれいじめられてかわいそうに思って同情していたが故も有ったので、正直感動した。また、その模様と共に映されていたのは、マスコミのスタッフが聴衆から批判・攻撃を受けていた様子であった。保守系の聴衆も、マスコミの偏向報道に日々、余程不満を募らせていた事が解り、その事にも大きな共感を覚えた。そして聴衆それぞれも考えて応援なり反撃をしている事が伝わり、今後の憲法改正の国民投票への明るい光りが見えた思いがした。しかし、この東京1区は僅差ではあるものの、自民党の候補が立憲民主党の候補に敗れている。この選挙区はいつも僅差での競り合いになる様ではあるが。

 安倍首相の池袋での演説において、零細町工場について次の様に述べられた。
 「そして皆さん。中小企業、大切です。私は総理になって従業員9人の町工場を視察しました。この町工場の社長さんは、『従業員を大切にしろ』というお父さんが残した言葉を大切に守って、中学や高校を中退して入ってくる従業員の応援をして、定時制工業高校を卒業させました。そしてこの会社はリーマン・ショック後、大変厳しくなった。民主党政権時代は特に厳しくなった。でもお父さんの遺志を守って、誰も解雇せず、頑張って雇用を守ったんです。」
 その後、政権が変わって、だんだん状況が良くなった。従業員は彼の思いに応えて、一生懸命工程を改良して、生産性を上げた。販路を拡大したんです。その結果、自動車のスピーカー端子のメッキ、世界中を走っている車の約3割はこの工場から生まれている。まさに日本の中小企業の力です。日本人の力なんです。……」
 (2017年10月19付・産経新聞:「【衆院選】安倍晋三首相『当選したいがために看板を替える人は信用できない』 東京・池袋の演説詳報」より)

 安倍首相は、外交や海外へのトップセールス等と忙しい中、町工場、中学・高校中退者、定時制高校等と、私達の所までしっかり細かく目を届けられている事に歓心した。
 第二次政権以降、安倍首相は国政選挙全勝であるという。しかし今回の場合、運が良かった1面がある。民進党が分裂し、希望の党と立憲民主党、無所属、そして参議院の民進党と分かれた。もし合流が成立していた場合の比例代表の得票数と得票率は、自民党単独で約1,850万票で33.3%、希望・立憲民主の合計が約2,070万票で37.2%と逆転してしまっていた。勿論、希望が「保守」だから、及び立憲民主がリベラルだからと投票した者もいるであろうし、また民進党のままではそこまで伸びていなかったかもしれない。はっきり区別されたが故に、また新鮮なものを好む、余り政治に詳しくない世間一般の人達が多いせいもあるものと思われる。それ故、公明党の母体、創価学会の組織票、約700万票を、自民党は手放したくは無いのであろう。
 しかし、公明党ははっきり言ってリベラルであり、そして「タヌキ」である。創価学会には主婦等の護憲派が多く、公明党もそれを無視出来ない。また外国勢力との繋がりも指摘されている。東京都議会に於いて、都議選の時には自民党から離れて小池知事・都民ファーストの会と連携していたが、勢いが鈍り低迷気味となるや、裏切る様にして手を引いた。その時々で勢いの有る者に付くと言うのは、韓国と同じ事大主義である。やはりその辺からしても、半島系であるとの指摘が相当の様に思えて来る。
 マスコミから散々いじめられていた安倍首相を内心応援し支持していた私は、今回の選挙では勿論、比例代表と小選挙区とも自民党に投票した。そして改憲派が371議席改憲発議に必要な2/3となる310議席をを大きく上回る事となり良かった。公明党の29議席を差し引いたとしても、342議席と上回る事が出来る。希望の党という新たな「保守」の党リベラルの立憲民主党とはっきり区別される形で誕生し、公約にはっきり憲法9条改正を掲げていた日本維新の会と共に、憲法改正への環境が整ってきた様に感じる。後は、放送放・第四条を違反するマスコミや、公職選挙法・第二二五条の二項等を違反する様な世間一般大衆、マスコミに煽動されやすい国民等が、如何に正されていくかがポイントの様に私は思うのである。
 そして、多くの国内問題を先送りせず前に進めて来られただけでは無く、外交でも実績を積んで来られた安倍首相には、マスコミからのバッシングをよそに、海外から多くのお祝いのメッセージが飛び込んで来た。特にアメリカに於いて同様にマスコミから捏造スキャンダル等で叩かれ足を引っ張られているトランプ大統領は、同じ様な境遇を抱えているが故に、その共感と同情を伴った祝辞が届けられた様であった。
 そして更に「一時のブーム」は去り、再び安倍内閣の支持率は回復して上昇している。 

 公職選挙法
(選挙の自由妨害罪)
  第二二五条 選挙に関し、次の各号に掲げる行為をした者は、四年以下の懲役若しくは禁錮又は百万円以下の罰金に処する。
    交通若しくは集会の便を妨げ、演説を妨害し、又は文書図画を毀棄し、その他偽計詐術等不正の方法をもつて選挙の自由を妨害したとき。

 放送放
(国内放送等の放送番組の編集等)
  第四条 放送事業者は、国内放送及び内外放送(以下「国内放送等」という。)の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。
    公安及び善良な風俗を害しないこと。
   二 政治的に公平であること。
   三 報道は事実をまげないですること。
   四 意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。

 本ブログ過去の関連記事
  ・2017/07/22付:「マスコミの作る『一時のブーム』に洗脳・煽動されて踊らされた世間の大衆による日米内閣の支持率低下・・・時が過ぎればまた直ぐ上昇、世論調査を疑え!」
  ・2017/07/23付:「『継続は力なり』、安倍政権の継続が日本の国力となる・・・反日メディアの偏向報道・情報操作・世論誘導により作られた『空気』に煽られ乗せられ流される世間の『一時的なブーム』」
  ・2017/08/11付:「僅か半月で安倍内閣支持率が上昇・回復・・・「一時のブーム」が去り反日メディアと野党の敗北、改造前と同様の保守・リベラル同床の挙党一致内閣誕生、油断禁物、長期安定政権の鍵は忍耐・謙遜・信仰・感謝・慎重」
  ・2017/08/12付:「安倍内閣支持率の推移全体に見る世間の『一時的なブーム』・・・インターネット・メディアでは支持率70%、『瞬間』だけを見るのでは無く『総体的』に見て分析・判断する事で正しい理解と未来の展望に繋がる」

 参考・関連文献
  ・2017/09/28付・産経新聞:「【衆院解散】安倍晋三首相『ブームから希望は生まれない』 初の街頭演説で希望・民進を牽制」
  ・2017/09/29付・産経新聞:「【衆院解散】安倍晋三首相が街頭演説『ブームで未来作れない』 希望・民進合流を牽制 7割は北朝鮮情勢」
  ・2017/09/30付・産経新聞:「【衆院解散】安倍晋三首相、自民党全国幹事長会議で、希望の党を牽制『ブームから生まれたのは混乱と経済の低迷だ』」
  ・2017/10/07付・産経新聞:「安倍晋三首相の遊説妨害『なぜTBSは至近距離で撮っているのか』 和田政宗参院議員が疑問呈す」
  ・2017/10/18付・産経新聞:「【衆院選】反安倍勢力の『やめろ』ヤジに聴衆『うるさーい』と反撃 背景に民進分裂、北朝鮮情勢…妨害下火に」
  ・2017/10/19付・産経新聞:「【衆院選】安倍晋三首相『当選したいがために看板を替える人は信用できない』 東京・池袋の演説詳報」
  ・2017/10/21付・産経新聞:「【衆院選】安倍晋三首相@秋葉原『リベンジ演説』大きな混乱なくも『9条守れ!』聴衆が抗議『うるさいよ』」
  ・2017/10/22付・産経新聞:「安倍晋三首相「熱気すごかった」 東京・秋葉原での街頭演説振り返り、若者に投票呼びかけ」
  ・2017/10/23付・産経新聞:「『大勝利、おめでとう』トランプ米大統領が安倍晋三首相に祝意 松山英樹氏とのゴルフも決定」
  ・2017/10/24付・産経新聞:「【衆院選】安倍晋三首相の演説を妨害した『こんな人たち』を封じた聴衆の『声』 『選挙妨害をやめろ』はメディアにも向けられた」
  ・2017/10/24付・読売新聞:「内閣支持率上昇52%…読売世論調査」
  ・2017/11/02付・日本経済新聞:「内閣支持率54%に上昇 憲法に自衛隊明記、賛成44%」

 


 参考動画
 

YouTube: 【ファイナル衆院選】最も熱い夜 安倍総理と日本国民が一体となった秋葉原 感動をもう一度!2017年10月21日
 

YouTube: 【ファイナル衆院選】最も長い夜 国民の愛国心に火をつけた秋葉原 安倍総理を支える!2017年10月21日
 

YouTube: 【偏向報道は犯罪だ!】自民党 秋葉原演説会 2017.10.21

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