狷介不羈の寄留者TNの日々、沈思黙考

多くの失敗と後悔から得た考え方・捉え方・共感を持つ私が、独り静かに黙想、祈り、悔い改め、常識に囚われず根拠を問う。

純粋な「保守革新」の希望の党(2)・・・一時の困難に迎合せず「保守」を貫徹すれば「希望」は膨らむ & 小池都知事の中東アラブとの貴重な繋がり & 諸悪の根源はマスコミと愚民達

2017-11-29 18:41:50 | 日本政治・総合 2012~2017
 小池都知事、及び希望の党の結党メンバーはもしリベラル系の前民進党議員を受け入れていたならば、議席を伸ばして党勢拡大出来たはずである。しかし小池都知事の衆議院選出馬の要請も含めて、そのような欲望に駆られる事無く、その誘惑、唆しに乗らずに、それをあえて「拒否」して「保守」を貫いた事は非常に評価出来るものと思う。細野氏の言っていた様に「保守改革」を貫き通し、また小池都知事が都政に今後専念して実績を残していけば、党としての希望が生まれてくるものと思われる。選挙で負けた等とマスコミに叩かれているが、立憲民主党以外は自民党も含めて全て議席を減らしている。希望の党は少し減らしただけで、ほぼ維持したと言って良いものと思う。アンチ自民党のマスコミが自分の希望・期待から煽り囃し立ててその空気を醸成しようと努めようとしたが、短期決戦、準備不足、思惑外れ、期待外れから、選挙が終わると嘘をついて入党した議員と一緒になって、八つ当たりする様にして、また手の平を返す様にして、小池都知事へのバッシングを行っていた。前述した様に、逆風も「一時的なブーム」である。忍耐すると同時に信念・理念を曲げずに貫徹すれば、いずれ風向きは変わる。因みに希望の党は一応選別して「保守」に純化した割合が高いが、実は一方の自民党こそ、保守とリベラルが入り混じっている状態なのである。故に安倍首相の足を引っ張る者達が、自民党内に多数存在している。
 そしてその自民党と連立を組む公明党こそが「タヌキ」であり、今後の憲法改正への足枷となる事は間違いない。公明党は7月の都議選では逆風の吹く自民党では分が悪いとして、都民ファーストと連携して議席を維持した。そして10月の衆議院選挙の後、その都議会での都民ファーストの会との連携を解消した。公明党は外国人参政権や人権擁護法案の推進、首相の靖国神社参拝を否定している。創価学会が母体となっている自分を省みる事も無く、政教分離の矛盾を唱えているのである。朝鮮総連や韓国民団との繋がりが指摘されている創価学会が母体となっているが故に、その事大主義は韓国と同様の様に思える。安倍首相が戦力不保持を唱える憲法9条2項を改正せずに自衛隊を9条に明記と述べられたのは、あくまでも連立を組む公明党への配慮と、もう一つは発布から70年間1度も改正された事の無い現・日本国憲法をとにかく最初に改正し、次の、2回目以降の、より次元を上昇させて改正するためのステップ、踏み台にする為である。同じ敗戦国のドイツは、戦後既に五十数回も憲法改正して来た。日米安保にしても、改正によってステップを踏んで日本にとってのレベルを上げていき、日本の主体性や意思が通り易く、発揮され易くなって来た。「保守」は「漸進的」に改革するものである。共産主義・社会主義・リベラルの様な「急進的」な革命では無い。あくまでも、少しづつ、徐々に、慎重に改正するのが「保守」である。
 前民進党議員の左派・リベラル派を排除した事は非常に良かった事だが、政策・理念の一致だけでは無く、それまでの繋がりを断つ事が出来るかも今後の課題であると思う。民主党時代から、日教組、自治労、朝鮮総連、韓国民団、解放同盟、革労協、中核派、社学同、マスコミ関係、パチンコ業界、サラ金業界、似非右翼等との繋がりが指摘されて来た。そして北朝鮮や支那(中国)、その奥のイルミナティ・フリーメーソン、そしてロスチャイルド等のユダヤという外国勢力との繋がりも指摘されて来た。これらとの関係を断つ事によって、グローバリズムから日本のナショナリズムへと態度・姿勢を変える事が出来るのか。しかし一方の自民党の安倍政権も、「戦後レジームからの脱却」、「日本を取り戻す」と言いながらも、グローバリズム的な事を多々行っている。「保守」は「漸進的」な改革である。一歩、一歩、ステップを踏んで段階を経ながら前へ進む。安倍政権も総体的に見れば良いと言う割合は高いのであるが、一つの例として歴史認識、2015年末の日韓合意は誤りであった。完璧は有り得ない。100%は有り得ない。外交における難しさ・苦心・折り合いは理解出来る。やはり「保守」としての「漸進的」な改革である。
 「小池劇場」という言葉がよくマスコミで用いられていたが、それがもう終わりではないかとも言われている。マスコミは勝手に空気を膨らまして、その思惑・期待が外れると、そのバブルを潰しリンチする。ワイドショーを見ている世間一般の多くの者は、その「いじめ」を見て喜んでいる。政治家等がスキャンダルで叩かれるのを見て喜ぶ人達が、世の中に多い。ワイドショーやバラエティ番組の中でで「いじめ」をする事で、視聴率を上げているのである
 私はその「小池劇場」について、確かにこの1年間で小池都知事が余り都政においては実績を残して来ていない事から、内実のない空虚なパフォーマンス的である事は言えると思う。しかし前述した様に、都民ファーストの会の議員が多くを占めた事により、今後は実績を残していける可能性がある。しかし私が何よりも危惧したのは、世間の多くの人達がその「劇場」と言う「一時のブーム」に乗せられてしまう事だった。かつて実際に、「小泉劇場」や民主党政権誕生の「鳩山劇場」が起こった。マスコミが煽り、世間の多くの人達は熱狂し、皆同じ方向を向いて流されていた。そして後に残ったのは後悔、空虚であった。マスコミと世間の性格を理解する私はそれらにこそ危険性を感じ、またそのマスコミと世間にこそ原因があると思っている。マスコミは悪である。しかし、それに騙される世間の多くの人達が存在するから危険なのである
 国民主権とは聞こえは良い。しかし、その国民の内の「愚民」に主権を持たせたらこの国は一体どうなるのか。ここに、根本的な危険性が存在する様に思う。選挙によって、下手をすると、その愚民によって国が思わぬ方向に動かされてしまう事となる。マスコミ、その背後に存在する外国勢力に動かされるのである。その一つの例が、昨年から今年にかけての、韓国の朴槿恵前大統領への弾劾デモである。あのデモに参加した韓国の一般大衆達は、マスコミ・外国に煽られただけで、皆、愚民であった
 小池都知事はカタカナ語を多用するとの事である。現在の日本国憲法を「リセット」して改正する事は必要である。また、戦後の自虐史観と東京裁判史観、WGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)、プレスコードとマスコミ、アジア各国への侵略と太平洋戦争という呼び名、朝日新聞が捏造して海外に広めた南京大虐殺や慰安婦の日本軍による強制、首相・閣僚の靖国参拝訪問の自粛もリセットし、大東亜戦争史観に歴史を修正しなければならない。更に、カジノ法である統合型リゾート推進法や種子法廃止、教育無償化法案もリセットするべきである様に思う。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)も半分、その思いである。要らない添加物や農薬、医薬品、ワクチン、抗がん剤等の規制緩和もリセットすべきである。しかし反対に天皇の血統・皇胤の「男系男子」、宮家は男系のみとする事はリセットすべきでは無い。「男系男子」を守り続ける為には、占領軍GHQによって廃止させられた旧宮家を皇族に復帰させるか、養子を禁止している皇室典範・第九条の改正が必要である。天皇・皇室の根拠は「血統」である。その「血統」から外れた者は偽者となる。日本の古来からの歴史・伝統・文化はリセットすべきでは無い
 また今後、自民党が公明党と連立を解消するか、自民党と希望の党、日本維新の会が連携か連立して公明党を牽制、或いは排除する事になれば、その連携・連立は「アウフヘーベン」して更なる高みへと、「保守」の次元が上昇するものと思われる。
 ところで小池都知事はエジプト・カイロ大学に在籍中から父親の貿易商の仕事にアラビア語の通訳として同行し、卒業後にそのアラビア語の通訳からキャリアを積む事が始まったとの事である。その「保守」の父親はエジプトの要人をはじめとして、中東アラブでの人脈を築いていた。その人脈は小池百合子氏に受け継がれ、メディアの通訳や取材でリビアの故カダフィ大佐(当時、ムアンマル・アル=カッザーフィー最高指導者)や、パレスチナの故アラファトPLO議長(当時、パレスチナ解放機構、ヤーセル・アラファート・パレスチナ自治政府・初代大統領)とも面会された。その後の国会議員になって後、日本リビア友好協会会長として、カダフィ大佐と再会された。またイラク、アラブ首長国連邦(UAE)、ヨルダン、クウェート、パレスチナ等の議員連盟にも参加して、中東アラブとの繋がりを更に強めて、パレスチナのアラファト氏とも再会された。小池氏は自民党が下野していた頃、民主党政権下で中東外交が疎かになっていると批判していたとの事である。日本は「油上楼閣」とも言われている程に、石油が存在してこその経済と一般市民の生活、そして防衛である。日本は石油が無ければ殆ど成り立たなくなってしまう。そして、日本の政治家・議員の方々の中で、中東地域に詳しい方は余り存在しない。その様な状況の中で、小池都知事の存在は極めて大きいものと思われる。そして、イスラエルはともかくとしても、ユダヤ教以外の、キリスト教徒をも含めたムスリム(イスラム教徒)の中東アラブの国々の方々が、小池都知事に大きな期待を掛けているという。
 小池百合子・東京都知事と希望の党、そして都民ファーストの会は、今後、「純粋な保守改革」を一貫して継続していけば、必ず追い風が生まれて「希望」が大きく膨らんでいくものと思われる。一貫して継続する上では、様々な困難が付きまとう。しかし、その一時の感情で短慮に走らずに忍耐し我慢すれば、必ず後に上昇し転じる。私の人生は山あり谷あり。まぁ私の場合、「成るように成る」という一見楽天的な性格も持ち合わせているのであるが。しかし勿論それは「平和ボケ」では無く、危機意識を併せて持っている。何事もバランスが大事だと思っている。
 ところで、小池氏は兵庫県芦屋市の生まれと育ちであるが、父親の先祖は解らないが、母親が兵庫県赤穂市の出身であるらしい。実は私の父方の曽祖父以前までは、現在の赤穂郡上郡町に住んでいた。赤穂と言えば赤穂浪士の討ち入り、忠臣蔵が有名で、武士道の義・勇・仁・礼・誠・名誉・克己、中でも忠義が表されている。そして塩や牡蠣等の特産品も有名であるが、中でも特筆すべき事として、聖徳太子の側近であった秦河勝を祀る大避神社が、坂越をはじめとした千種川流域に分布し、他の神社に合祀されているのも含めると35社も存在する。秦河勝とその子孫は千種川流域を開発し、各地に大避神社を造営したという。
 東京都都議会議員選挙後のNHKでの会見中であったか、前述の細野氏と同様に***と言われていた事を思い出す。

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  ・2017/11/29付:「純粋な『保守革新』の希望の党(1)・・・『保守』を貫き一時の甘言に乗らなかった小池百合子都知事の賢明さ & 政界の裏の八咫烏」


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