統一家の混乱を克服する為の摂理的理解(6)- ⑥
<はじめに>
協会指導部の最大の武器は「お父様とお母様は摂理的に、心情的に完全一体理想を成された方」であるという論理が、協会指導部が開発した核心論理であり最大の武器である。
前編で述べたように、お父様は1999年からお母様を具体的に心配されてきた。また、お父様は2000年、父子協助時代を明らかにされ、顯進様を長子として立てられたことを内外に明らかにされたが、お母様をはじめとする協会指導部は、お父様の摂理的な意志と決意を無視し、排斥した。
これは私の主観的な解釈ではない。み言選集に明らかにお父様が証言されているので、誰も否定することのできない明白な真実である。
2004年、お父様の「母子協助時代を整理しなさい」というみ言が、極度に心配されたみ言であるとするならば、協会指導部が2000年以降、お母様を立てて父子協助時代を破棄し、1990年代の母子協助時代を再現させようという逆心を抱いた姿を、お父様は明らかに確認されたのではないだろうか。
お父様は、お母様に正道を行きなさいという警告もされ、数々のみ言を通して叱責され願われたものの、お母様が父子協力助時代において顯進様が長子の役割をすることができるように、お父様の指示に絶対服従されたという記録は全くない。協助したという記録さえもない。しかし、摂理現場において、顯進様ではなくお母様が摂理の中心に立とうとされる兆候は、2006年度の世界摂理の中に現れている。
お父様は、お母様や協会指導部が皆、つまずくことなく共に歩むことを不安な心情で、血の乾くような戦いをされ、ついに耐え切れず聖和された。
お父様は、協会指導部や真の家庭を心配され叱責されたが、誰も非難されはしなかった。統一家に多くの曲折はあったが、悔い改めることを最後まで願われ、そのような機会を与えられたものの、協会指導部は最後までお父様を捨てた。
しかしお父様は、お母様をはじめとする協会指導部を最後まで捨てることができず、絶対信頼の基準を持って対された。お父様には、そのような道を行かなければならない天の事情があったのだ。誰にも訴えることすらできなかったお父様だけの天的な責任感とそれによる痛みに耐えながら聖和されるその日まで、お母様と協会指導部を待っておられた。
私が何度もこのような文を書く目的は、協会指導部の逆心を明らかにして指摘するだけではない。天上におられるお父様の悲しみを明らかにし、地上に残っている私達の使命は何なのかということを共に苦悩してみようというところにある。
1.協会指導部は、お母様がお父様と違う道を歩んでいるということを正確に知っていた勢力である。
協会指導部は、お母様が父子協助時代にお父様と違う道を歩んでおられることを誰よりも正確に知っている者たちである。お父様のお母様に対する心配のみ言は、お父様とお母様が二人きりでいた時に語られた話ではない。全て、現協会指導部のすぐ目の前でお母様を心配されたからである。
お父様とお母様がたった二人だけの密約をしたとしても、お父様はその内容までも公開され、秘密のみ言の内容を記録され、永遠に残すようにと語られた。
統一家の食口が協会指導部によって、お父様とお母様が完全に最終一体理想を成された方として教示され、お母様の指示をお父様の指示として受け入れろ、アジュ!というあきれた詐欺劇はもう終わらなければならない。
お父様は、協会指導部の見る公開された場所で、お母様はお父様とは「違う道を歩んでおられる」と明らかに言及され、決して「神様の夫人となる資格がない」とまで語られ、90歳である今も「お母様を再び作っている」とまで、極度な心配をされた。
お父様のお母様に対する心配は、統一家の摂理現場から顯進様を追放した年である2009年度から集中している。
資料:み言選集607巻11〜12ページ、2009年1月24日天和宮
み言選集614巻 - 28ページ「カインとアベルの戦略」2009.7.12天正苑、
資料:み言選集614巻95〜96ページ「宇宙存続の為の核」2009.7.13
実際はこうであるにもかかわらず、協会指導部は2017年の現在まで、お父様とお母様は最終一体となられたという華やかな詐欺劇を繰り広げながら、統一家の食口を欺いてきた。一般の食口のほとんどがみ言選集600巻以降のみ言を持っていないという現実を知り、自信を持って詐欺劇を広げたのである。
<続く>
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