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カネボウ白斑被害で初の集団提訴

2014年04月06日 | 化粧品

産経ニュース2014.4.2 12:10
「接客できない」カネボウ白斑被害で初の集団提訴 総額6億 静岡などの男女14人
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140402/trl14040212110001-n1.htm

 

 カネボウ化粧品(東京)の美白化粧品で肌がまだらに白くなる白斑症状を発症したとして、静岡、山梨両県の30~70代の男女14人が2日、同社を相手取り、1人当たり500万円の損害賠償を求める訴訟を静岡地裁に起こした。弁護団によると、同社の白斑問題をめぐる集団訴訟は全国で初めて。

 弁護団は裁判の進行を見ながら請求額を拡張していく方針で、最終的な請求額は1人当たり約3千万~8千万円、総額約6億円になる見込み。

 訴状などによると、原告14人は平成23年から25年にかけ、美白成分「ロドデノール」が配合された化粧水や乳液、日焼け止めなどを使用後、顔や首周り、手などに白斑が残ったとし、「商品は安全性を欠いており欠陥がある」と訴えている。

 弁護団の青山雅幸団長は提訴後の会見で、「白斑が残存する可能性が高いにもかかわらず、真の意味での損害賠償の提示すら行っていない」とカネボウを批判。両手に白斑症状を訴えている静岡市の50代の女性は「接客業をやっているのでお客さんに手を見せるのが恥ずかしく、いつも手袋をしている」と訴えた。

 弁護団によると、昨年9月には東京都の女性が約4800万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こし、係争中。集団提訴は広島県などでも検討しているという。

 カネボウによると、問題があったとされる製品は、平成20年9月から25年7月にかけて全国で約436万個を出荷、これまでに約1万5千人から被害の訴えが寄せられているという。提訴を受けてカネボウ広報グループは「訴状が届いていないので現時点でのコメントは差し控えたい」としている。


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