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アスベスト含む防音壁の廃棄物を不適切処理 北陸新幹線でJR東日本

2016年11月02日 | アスベスト

産経新聞2016年11月2日 19:43更新
アスベスト含む防音壁の廃棄物を不適切処理 北陸新幹線でJR東日本 鉄道・運輸機構が設計図に誤記か
http://www.sankei.com/life/news/161102/lif1611020043-n1.html

 

 独立行政法人鉄道・運輸機構とJR東日本は2日、北陸新幹線(平成9年開業)の軽井沢-長野駅間(長野県軽井沢町~長野市)に設置されている防音壁の一部にアスベスト(石綿)が含まれていながら、不適切に廃棄処理された事案があったと発表した。

 含まれていたのは、アスベストの1種のクリソタイル。設置に環境や法令上の問題はないが、解体の際に大気への飛散に伴う影響が懸念されるため、廃棄物処理法で「重量で0・1%を超える石綿を含有するもの」を石綿含有廃棄物として無害化処理しなければならないとされている。

 建設当時に同機構が作成した設計図に「環境上問題となるアスベストなどの有害物質を含まない」と記されていたため、JR東日本は11年以降、通常の産業廃棄物と同じ方法で約2万枚の防音壁の交換工事を施し、約1800トンを上田市、立科町、小布施町の長野県内3カ所の山林内の産廃処理場などで処理した。しかし今年4~10月に同社が廃棄物の成分検査を行った結果、最大で重量の6%の石綿が含まれていたことが判明した。

 鉄道・運輸機構は、設計図を作成した当時のことや経緯について「なおも確認中で、詳細は答えられない」と説明している。


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