脱ケミカルデイズ

身の周りの化学物質を減らそうというブログです。 

浄水場からホルムアルデヒド(第四報) 政府は連絡会議開催 埼玉県知事、アミン類の法規制を

2012年05月25日 | 化学物質

毎日新聞 2012年05月21日 利根川汚染:原因特定は長期化か…化学物質扱う事業所調査

http://mainichi.jp/select/news/20120522k0000m040099000c.html

 関東の浄水場で水質基準値を超える有害物質ホルムアルデヒドが検出された問題で、環境、厚生労働両省は21日、原因物質を特定するため、連絡会議を開いた。化学物質を取り扱う工場などは多岐にわたるため、排出源の特定には時間がかかるとみられる。

 会議では、埼玉▽群馬▽千葉▽茨城の4県にある浄水場で検出された原因物質の全体量を試算した上で、利根川上流域にある事業所で扱う物質の種類や量を調査することを決めた。

 環境省によると、化学物質排出管理促進(PRTR)法に基づき、有害物質を年間1トン以上取り扱う事業所に届け出が義務づけられている。上流域の群馬と埼玉で登録されている事業者数は2410カ所で、絞り込みには時間がかかりそうだ。【久野華代】

  

PRTR制度について

 PRTRインフォメーション広場 http://www.env.go.jp/chemi/prtr/risk0.html

 有害化学物質削減ネットワーク http://toxwatch.net/

 

毎日新聞 2012年05月23日 利根川・化学物質検出:ホルムアルデヒド検出問題 アミン類の法規制を 知事が国に緊急提言へ /埼玉

http://mainichi.jp/area/saitama/news/20120523ddlk11040341000c.html

 利根川水系の浄水場の水道水から水質基準値を超えるホルムアルデヒドが検出された問題で、上田清司知事は22日の定例記者会見で、塩素と反応してホルムアルデヒドが生成されるアミン類の物質について、関東地方知事会議を通じて法規制の対象とするよう国に緊急提言することを明らかにした。上田知事は「複数で申し入れた方が効果が高い」と述べた。

 アミン類の物質は、事業所からの排水を規制する水質汚濁防止法などで法規制の対象になっていない。県内では03年11月にも、化学工場から流れ出たアミン類の物質が浄水場で消毒用の塩素と反応し、ホルムアルデヒドが検出されるケースが起きた。県は、福島県北塩原村で23日に開かれる関東地方知事会議に提案し、賛同を求める方針だ。

 一方、県は新たに利根川の坂東大橋右岸(本庄市・群馬県伊勢崎市)で3時間おきに水質調査を実施する方針を明らかにした。河川水のモニタリング対象は計6地点となる。アミン類を取り扱う事業所約10カ所を抽出して立ち入り調査を進めているが、22日夕までに問題は見つかっていないという。【木村健二】


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