2015年2月18日
海を汚すプラスチックごみ
米ジョージア大学などからなるチームが、海に流出するプラスチックごみが世界全体でどれくらいになるか、推計作業を行った。それによると、2010年は480~1270万トンに達し、1975年の6倍に増えている。推計結果は13日付の「サイエンス」誌に掲載された。
世界192カ国の沿岸部の人口や、プラスチック使用量、不法投棄の割合などから推計した。国別では、1位が中国で132~353万トンで、世界全体の3割を占める。インドネシアの48万~129万トン、フィリピンの28万~75万トンと続く。リサイクル処理などが進んでいないアジアの途上国が上位に来て、先進国1位はアメリカで、全体の20位に来ている。