脱ケミカルデイズ

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電子たばこ:発がん物質 一部商品、ニコチン入ってなくても

2014年12月01日 | タバコ

毎日新聞2014年11月28日東京夕刊
電子たばこ:発がん物質 一部商品、ニコチン入ってなくてもhttp://mainichi.jp/shimen/news/20141128dde041100120000c.html

  世界的に普及しつつある「電子たばこ」について、厚生労働省の専門委員会は27日、ニコチンの入っていないタイプでも発がん性物質が含まれ、「健康に影響を与える可能性がある」との見解をまとめた。電子たばこを巡っては、現在は医薬品医療機器法(旧薬事法)でニコチン入りのタイプの国内販売を規制しているが、個人輸入であれば未成年でも入手できてしまう現状がある。同省は国内の普及状況を調査し、関係省庁に法規制の検討を求める。

 厚労省によると、ニコチンの入っていない商品の成分を分析したところ、一部の商品から、約5分の吸引で紙巻きたばこ1本分の約110倍の発がん性物質「ホルムアルデヒド」が検出された。液体を加熱した際に化学反応で発生したとみられる。発がん性物質の量は商品の種類や同じ商品でも製造番号により差があったという。専門委は「長期的な人体への影響を調べる必要がある」と指摘している。

 世界保健機関(WHO)によると、電子たばこは2013年には世界で30億ドル(約3500億円)を売り上げたとされるが、禁煙効果は確認されていない上、健康へのリスクが否定できないとして、今年8月、屋内での使用や未成年者への販売禁止など規制を設けるよう各国に求めていた。【桐野耕一】