脱ケミカルデイズ

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低延焼たばこ義務化見送り 消防庁、効果が不明確

2014年03月29日 | タバコ

共同通信3014年3月26日
低延焼たばこ義務化見送り 消防庁、効果が不明確http://www.47news.jp/CN/201403/CN2014032601001565.html

 総務省消防庁は26日、欧米で導入されている低延焼性たばこについて、防火効果が不明確として国内メーカーに当面、製造を義務付けない方針を固めた。死者が出やすい寝たばこを想定した検証実験で普通のたばこと大きな差がなかったためだが、専門家からは「多少でも安全ならば導入すべきだ」との声も出ている。

 低延焼性たばこは、燃焼を抑える紙や繊維をバンド状に数カ所、巻いており、吸わずにおくと火が消えやすい。日本では住宅火災の死者のうち、たばこが原因の出火が1016人中158人(2012年)で最も多く、中でも寝たばこの割合が高いとされる。

 

共同通信2010年11月19日
火事起きにくいたばこ導入検討 総務省消防庁http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010111901000459.html

 総務省消防庁は19日、たばこが原因の火事を減らすため、放置したままだと自然に火が消える「低延焼性たばこ」の導入を検討する有識者協議会の設置を決めた。来月2日に初会合を開く。

 低延焼性のたばこは、カナダでは国レベル、米国では多くの州で普及しているほか、欧州連合(EU)も導入する方針。

 協議会では、国内で製造、販売するたばこについて、低延焼性にするため規制を設ける必要があるかどうかも含めて本年度内に一定の方向性を打ち出す予定。

 低延焼性のたばこは、酸素の供給を抑制し燃える速度を抑える帯を巻き紙の数カ所に組み込むことで、火を付けたまま置いておくと消える仕組み。ソファや布団などに火が移りにくくなり、たばこの不始末による火事が減るという。

 昨年の住宅火災による死者は1023人で、原因別ではたばこが最多の193人を占めていた。