40からのインラインsk8

娘にさせようと買ったのに、逆にハマってしまった中年男。果たして自由自在に操れる日は来るのか?

つくはら湖 LR11

2010-09-25 07:16:39 | 神戸や明石でLR&CR
つくはら湖LRレポートも今回で最終回。自転車道を半分しか滑っていないので、レポート自体は中途半端なんですが、もし機会があれば未走部分を再び滑ることにします。そのときはまたレポートしますので、よろしく。

 さて、LRが終わってから自転車道の川向こうにある「箱木千年屋」へ。ここは現存する日本最古の古民家なんだそうで、なんでも室町時代前期から中期にかけての建造だとか。つくはら湖が完成して、移築するまでは実際に住居として使われていたんだそうな。今から約40年ほど前までですぜ。ここは”日本昔話”の世界ですか。

 といっても写真に写ってる建物は移築の際に学術調査し、建築当初の形に復元したものであって、このままの姿の建物に40数年前まで人が住んでいたわけではないんです。この昔の建物の部材を使って江戸時代に改築した建物だったそうで、その模型も展示されてましたが、それは堂々たる庄屋さんの住居。畳が敷かれ、建具も建て付けられててよく見る「古民家」でした。

 それにしても室町時代の建築材が現代まで利用されてたのはスゴイ。それがあったからこそ建築当初の姿にも復元できたわけですもんね。さっそく屋内へ入ってみます。外の強烈な夏の日差しに慣れた目には真っ暗です。建物の中にはいるとかび臭くて、薄暗い。真夏だというのにひんやりしておりました。なんか小さい頃に遊びに行った親戚の家を思い出します。玄関から入った家の構造もさほど違わないな。なんか室町時代から農家の藁葺き家屋は基本的な構造は変化していないようだ。柱はかんなが無かった頃に整形されているので、「ちょうな」という刃物ではつった跡が魚の鱗のように並んでいます。そーいえば姫路城の部材なんかもこんな整形の仕方してますねー。座敷に敷かれた床板も同じような加工をされてて板が小さなさざ波が立ったように外光を反射しています。

 一番興味深かったのが、寝室である「納戸」。建物の北西部に位置するこの部屋は全く窓がなく、肩くらいまでも高さがない引き戸を閉め切ると真っ暗になっちゃう3~4畳ほどの小部屋。こんな暗くてかび臭い部屋で寝てたんだなー。と思うと健康に良くないんじゃないかと邪推してしまいます。今は明るい南向きの、でかい窓のある寝室が多いですもんねぇ。

 暑い真夏のLRでしたが、千年屋にきたら穴蔵に入ったような、そこだけ時間が止まったような、不思議な空間を体験して、暑さもどこかへ行っちゃったような感じ。いろんなものを感じて、帰路に着きました。

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