恵の雨の一日だった本日3/4は、母校創立者成瀬先生(お好きな花はFreesia)の御命日。
雑司ヶ谷霊園では、付属校生徒さん達により沢山のFreesiaが手向けられた事でしょう。
ご逝去された1919年より100年、成瀬記念講堂に於いて成瀬先生没後百年記念式も開催。
この季節、家でも黄色のFreesia(香りが良い理由)をよく飾ります。(写真1)
大野さんが成瀬さんをご主演された「魔王」では、優香さん演じるお姉さんお気に入りの花でした。
前記事でDonald Lawrence Keene先生のご訃報を掲載させて頂きましたが、
2/28朝日新聞朝刊「声」欄で「日本人を励ましたキーン先生」のご投稿を拝見。
50代男性の方が撮影されたお写真を送られたところ冬場のお住まいNew Yorkに転送され
Air mailが届いた事、ご参加された講演会で「覚えておりますとも」と言って頂けた事、
ご著書感想文には「あなたは最高の読者です」のお返事、日本人以上にきれいな日本語を
話され読者の方にも丁寧な対応をされるという先生のお人柄が偲ばれる内容でした。
Keene先生が大学院客員教授でいらした間だけのご縁でしたが、
母校に2度(大学入学時と再就職時)拾ってもらったおかげで
素敵なお人柄に触れる機会に恵まれた事を改めて感謝しています。
今回は、2月に母校成瀬記念講堂撮影時の青と緑の光線(過去記事3枚目写真ご参照)について掲載。
昨年9月NHKBSで拝見、仏映画「Le Rayon Vert」( 緑の光線 )内容を参考にしています。
「green flash」の呼称でより認識されているかもしれませんが「緑の光線」は
映画の中で見た人は自分と相手の気持ちが判るという様に描かれ、
太陽が完全に沈む直前太陽の上の弧が赤でなく緑色に見える稀な現象で
夏場は特に見えにくく空気が澄んだ日に大気中の光の屈折により起こるそうです。
この現象が起こる理由として、第1に太陽の光が大気中で屈折するせいで
日没時実際の太陽はもっと低い位置にあるが常に約0.5度位高い場所に見える事。
(光の屈折率は、太陽が水平線に近づくほど高くなる)
第2に色の分散はプリズムと同じで、プリズムを通すと光はスペクトルに分かれる。
スペクトルの色数は国や地域で異なるが日本では学校教育で広まった7色、
波長の長い方から赤→橙→黄→緑→青→藍→紫とされる。
黄と緑ははっきり見える色で、青(最も角度が強い)から紫は見え方が弱い。
第1と2の理由から、太陽が沈む時(実際にはもう沈んでいる)
青と緑の光は大きく屈折し赤い光よりも上に見える。
そして太陽が消えた後最後に見える光は、よりはっきりと見える緑色になる。
この現象が「緑の光線」or「green flash」or「Le Rayon Vert」で、
日の出直前にも同じ現象が見られる事があるそうですね。
逆光を友人に心配されながらの成瀬記念講堂写真でしたが、太陽光線の中で
最も角度が強い青とはっきり見える緑の光線が写った嬉しい写真だった様です!
その後の実家行で、店終いされる母お気に入り呉服屋さんで反物選びに付き合いました。
古来より繊細な色彩感覚を持つ日本、着物色見本色数の多さに驚き ! ! ! (写真2&4&5)
青系と緑系の色を使った、反物(写真3)の海老で鯛ご褒美という嬉しい誤算。
「呉服屋さんへ急ぐので早く到着せよ」指令で、相葉さんご実家桂花楼さんは
前を通っただけでしたが平日夜でもお客様が沢山いらっしゃいました。
母がお寿司と豚汁に菜の花辛子和えを用意しておいてくれたので、文句は言えません。
写真6のお寿司は、いくらと帆立貝柱を母に譲り大トロに変更しています。
変更前は、3/3放送「相葉マナブ」で相葉さんが合格点を頂けた寿司処相葉亭新ネタ
「ホタテ貝」と「アマダイ」両方入ったお寿司だったのですね。
マイワシの捌き方も大変参考になります!梅や生姜と煮ても美味。
では、体温調節にお気をつけて良い週をお過ごし下さい!
Merci pour votre adhesion! 文&写真 白クマ
↓ (ご笑覧有難うございます)