度々記事に登場する我が娘ですが、今春から女子高生になりました。
彼女の通う高校は、なんと農業高校なのです。
敷地も広く、一年生は入学すると科を問わず全員が一区画ずつ圃場(畑のこと)を分け当たえられ、スイカを育てます。
土がいいので1個6キロぐらいの立派なスイカが夏には収穫でき、3個まで家に持ち帰れるそうです。
スイカ片手に電車に乗り込む高校生の姿を想像してみましょう、、、ぷぷっ。
彼女は動物科学科に在籍していますので、牛の世話をする曜日が決まっていて、当番を休んでしまったら、次の日には必ずやらなければならないそうで、その理由は「牛は生きているから」。
ここの動物科でまことしやかささやかれているうわさは、牛を死なせたら退学、病気にしたら停学、地震などの災害時の最優先事項は動物の救出。
両手に小動物を抱えて避難するのは当たり前、人間よりも動物優先なんだとか。
後に判明したところでは、すべて本当のことらしいです。
普通高校とはまったく違い、勉強に追われる高校生活とは一線を画し、のんびりゆったりしているのがおわかりになるでしょうか。
娘はとても楽しそうです。
さて、本書の主人公エムズワース卿も通常の人々とは一線を画す人物。 . . . 本文を読む
翻訳ミステリファンには垂涎の本書。
ところが私は、熱狂的なミステリファンではありません。
そんな私が、なぜこの本を図書館から借りたのかといえば、フランシス・アイルズが載っていたからです。 . . . 本文を読む
何故こんなに落語の本ばかり読んでいるのかといいますと、実は、落語を人形劇でできないだろうかという野望を持っているからです。
落語は噺家さんたちの話芸の賜物です。
それを人形劇でなんて、大それたことなんですが、やってみたいんです
で、そんなことを、本年度初めてのサークル活動日である今日、
ちゃっかり発言しちゃいました。
「ほら、子供たちばっかりじゃなくて、老人ホームとかも行くし、
子供たちも妖怪が出 . . . 本文を読む
すごいぞ、講談社学術文庫!
ということで、図書館にいきまして、「古典落語」を借りようとしましたところ、無い!
誰かが借りているらしい。
しょうがなく「続」から読むことに相成りました。 . . . 本文を読む
相当以前に、このバトンが来ていたことを、最近になって知ったワタクシであります。
『』バトンというのは、カッコ内に次の人に尋ねてみたいお題を入れるというものらしいです。
私がいただいたお題は『吸血鬼』
イーゲルさまは、よく私のことをご存知でいらっしゃる。 . . . 本文を読む
魂の重さは30グラム。
これを重いと見るか、軽いと見るか。
は、どうでもいい。
1901年、アメリカの市営病院の医師マクドゥーガル博士は、魂が存在するかどうかには確信が持てなかったが、もし、それが存在するならば物質的な物体でなければならない(なんと西洋的な!)という論理のもと、瀕死の病人の体重を測定し、昇天の際の体重の差についての実験を行った。
この実験は、大変有名なものなので、結果を知っている人は多いと思う。
さて、博士は、本当に魂の重さを測定したのだろうか? . . . 本文を読む
小泉八雲ネタが続いておりますが、今しばらくご辛抱を。
「怪談・奇談」に寄せられたコメントの中に、続きを考えてみましょうという課題があったというものがありました。
ウムウム。
面白そうではありませんか。
というわけで、<「茶碗の中」の続きを書いてみよう!>企画を考えてみました。
「茶碗の中」は、いろいろな八雲の本の中で取り上げられていますので、わりと簡単に見つけられると思います。
ぜひ、読んでみて、続きを考えてください。
その記事を、TBしていただければ幸いです。
では、ワタクシが考えましたものをお披露目したいと思います。
創作は、あまり得意ではないので、寛大な気持ちでお読みくださいネ。 . . . 本文を読む
この前読んだ小泉八雲「怪談・奇談」には、「狢」という話があります。
いわゆる<のっぺらぼう>で、大変有名なお話ですから、知らない人はそうはいないと思います。
ジブリのアニメ「平成たぬき合戦ぽんぽこ」にも「こんな顔だったかい?」というシーンがあるくらいです。
私が、この話を最初に知ったのはいつだったか忘れましたが、やはり小学校とか、そのあたりだと思うんです。
だから「狢」はとても怖い話だと思っていたんですね。
角川版「怪談・奇談」を読んだときも、怖い話のひとつだと思って読んだわけです。
ところが、学術文庫版を読んでみますと、なにやら滑稽で笑えることを発見したのです。
どうして?
解説を読んでみますと、「狢」の原拠は「百物語」となっています。
百物語といえば、怖い話を一夜にして百話話し、一話ごとにろうそくを吹き消していって、最後の一本を吹き消したときに、大変怖いこと(大きな音や風が巻き起こるとか)が起こるというあれです。
古典の怪談話が子供のころから好きだった私は、もちろん小学生のころに「百物語」をジュニア版で読んでいます。
しかし、この「狢」が収録されている「百物語」は、最後の一本を吹き消すと、たんすに目鼻が現れて「なんだんす」としゃべり出す。 . . . 本文を読む