くろにゃんこの読書日記

マイナーな読書好きのブログ。
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神と野獣の都 イサベル・アジェンデ

2006年08月12日 | イサベル・アジェンデ
何故、この本が扶桑社ミステリーからなのか。 ミステリーっぽい要素もないとは言えないけれど、どうせならキチンと児童文学としてハードカバーで出版して、各図書館、小中学校の図書室に一冊づつ置くべきだ。 というのが、私の主張です。 児童文学には、大人が読むに値するものも確かに存在するけれど、この本は、子供が読んでこそ、是非、子供達に読んでもらいたいと思います。 だから、文庫本でというのは大変残念です。 . . . 本文を読む

エバ・ルーナ イサベル・アジェンデ

2005年04月11日 | イサベル・アジェンデ
RSSリーダーでイサベル・アジェンデをキーワード登録したところ、何件かHITがあり、その中から私以上にアジェンデファンだろうと思われる(五十歩百歩かな)ゆきさまと知り合うことが出来ました。 ゆきさまのブログでは「エバルーナ」の感想を何人かの方が書いておられて、興味深く読んだのですが、私が持った印象と微妙に違っているような・・・ ラストもよく思い出せなかったことから、再読してみようと思い立ったわけで . . . 本文を読む

精霊たちの家 イサベル・アジェンデ

2005年03月10日 | イサベル・アジェンデ
私がラテンアメリカ文学と出会ったのは、19歳のときでした。 ある図書館の片隅からフェンテス「アウラ」を借り出しました。 しかし、読むのには早すぎたのでしょう、そのころはピンときませんでした。 何しろそのころは、栗本薫やキングにどっぷりはまっていた時期で、ミーハーだったのです。 ですが、ギラギラと照りつける太陽のようなパワーだけは感じ取り、しっかり巻末の解説まで読んだ記憶が残っています。 あれから15年以上たった現在、イサベル・アジェンデに触れ、 ラテンアメリカ文学に並々ならぬ関心を持っています。 まだ、あまり読んでいませんが。 ラテンアメリカ文学の特徴は、その情熱と不可思議な物語性にあると思います。 . . . 本文を読む

パウラ、水泡なすもろき命 イサベル・アジェンデ

2005年01月11日 | イサベル・アジェンデ
心ならずも、3冊ノンフィクションが続いてしまった。 そろそろ、内容の濃い純文学が読みたいなと思って出かけた図書館で、この本を見つけ、小説だと思って借りてしまったのだ。 でも、読み始めて、ただのノンフフィクションではないことを実感した。 私には、2人の敬愛する女流作家がいる。 一人はマーガレット・アトウッド、もう一人は本書の著者、イサベル・アジェンデだ。 アトウッドはカナダの作家で、「侍女の物語」 . . . 本文を読む